烏野高校のマネは音駒高校の「脳」の彼女part2

56,痛い ページ6

翔陽「そっちに…いっちまうのか…」



先に口を開いたのは翔陽だった



翔陽「来年も再来年も、俺らを支えてくれるんじゃなかったのかよ…」



そのつもりだった



ずっと烏野にいるつもりだった



貴方「…私の勝手なのは承知。」



影山「んでだよ」



貴方「…ありがとう。わたしと仲良くしてくれて。」



翔陽「最後みたいなこと言うな！」



翔陽の怒鳴りに私は驚く



翔陽「これからも友達だろ！離れても！うざがられるほど、影山つれて会いに行くからな！」



子供のように泣きじゃくる翔陽



影山「ボケぇ」



菅原「いつ、でるの？」



貴方「えと…三日後です」



菅原「じゃあ、明日から最後の日まで皆でお泊まりかいするべ！俺の家で！」



田中「それいいっすね！！！」




研磨「…俺とクロもいく」



クロ「あ！？俺も！？」



菅原「あはは！心配性だなぁ！」



みんな無理して笑ってくれてる


わたしなんかのために



貴方「…泣いて…いいですよ」



私がそういうと菅原さんに抱き締められた



優しい香りだ




菅原「そっちこそ、泣いて良いよ」



その言葉に私は涙を流す



負けて悔しいのは皆なのに



お別れが寂しいなんて



泣くなんて失礼だと思ってたのに



菅原「よしよし」



暖かい温もり



懐かしい感じがする



貴方「っ…」



帰りたくなくなっちゃうよ

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