変わらない距離【黒尾鉄郎】

4,幼馴染み ページ4

夜「で、たまたまきいてしまったと」




全部話した



研磨「バレーがある限り、クロはフリーだよ」



貴方「え？」



研磨「…クロの優先順位はバレー。それはAも知ってるでしょ？」




私はうなずく



研磨「だから、クロは彼女は作らないよ。好きな人も。」




そんなの



どっちみち叶わないようなものじゃない


貴方「…幼馴染みなんて…嫌い」




研磨「俺も幼馴染みなんだけど」



貴方「研磨は好き。」



ちょっと嬉しそうにした研磨



珍しく分かりやすいな



夜「それって、ある意味チャンスじゃん」



貴方「え？」



夜「だって、黒尾がバレーしてる間は彼女という存在の強敵がでないわけだろ」



そうだけど



そうだけどさ…



夜「…お前が変わればいい。髪を切るとかそんなんじゃなくて、ふだんしないヘアアレンジとかメイクとか？」




研磨「あー、それは効果ありそう。A、あまりそういうのしないし」




ヘアアレンジかぁ…



目立つじゃん



夜「…学校が嫌なら、部活の時とか？それなら、邪魔になるからとか言い訳できるし」



そっか



それなら



貴方「…今日からしてみる…」



夜「おう！がんばれよ？」




私は大きくうなずいて研磨とクラスへ戻る



どんな反応するかなクロ

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