再会 ページ4
「ま〜くん…？」
髪の色も、その綺麗な目の色もそのままだけど、
顔立ちが少し大人っぽくなって、背丈も伸びた。
「お前、何でここに…」
声変わりもして、男の子らしくなっていた。
二人して固まっていたら、私たちが知り合いとかいう理由で隣にされた。
ありがちな展開ですよね。
「よ…よろしくな」
「う、うんよろしく」
気まずい…というか、会わなさすぎてなにを話したらいいのかわからない。
話題を探そうとキョロキョロしていたら、教室の中に一つだけ空席を見つけた。
「ま〜くん、あそこって誰の席？」
心の中で、吃らずに言えたことに歓喜。
「あぁ、あそこは…」
「りっちゃん、だよ」
「…え？」
…りっちゃん？
頭の中でその単語を反芻させる。
…りっちゃんは、朔間凛月くんは、年齢が一つ上じゃなかったか？
「…あいつ、留年しちゃったんだよ。出席率とか諸々足りなくて」
私の疑問を察したのか、小さく溜息をつきながらま〜くんは答えた。
留年、って…
まさかりっちゃん、グレちゃったの！？
HRが終わって、ま〜くんに
「りっちゃんを探しに行こう！」
と言ったら
「昼休みまで待つべき」
って言われちゃった。何でかなぁ。
『転校生ちゃん』だから、授業サボっちゃいけないのかな。
何やかんやあって昼休み。
ま〜くんは生徒会の仕事があるそうなので、
りっちゃんがいそうな場所だけ教えてもらって私ひとりで動くことにした。
それにしてもほんとこの学校広いよね…。
とか思いつつ、無事に到着。
ガーデンスペース。りっちゃんはよくここで寝てるって聞いたのでやってきたんだけど…
「こんなところにいるのかなぁ…？」
不安が募る。
確かに花の匂いが沢山して眠くなりそうではあるけれども。
と、草むらの近くに他と色の違う何かを発見。
まさか、と思い草むらをかき分けると___
「すぅ、すう♪」
…背丈は伸びたけどそれ以外何も変わってない。
凛月くん、ううんりっちゃん。
見つけたよ。
「りっちゃん、りっちゃん…」
「………ん、何。安眠妨害なんだけ…」
真っ赤な瞳を開いて、眠たそうに目を擦る。
何かを言いかけて、でも私の顔を認識して動きをピタリと止めた。
「…あーちゃん？」
見開かれた目と視線が交差する。
至近距離から見つめられて少し恥ずかしい、なんて。
りっちゃんの綺麗な細い指先が、私に向かって伸びた。
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マリイ - 私もミリイと同じで花粉症の真緒嫌い (2017年5月20日 12時) (携帯から) (
レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 真緒の事好きではあるけど晃牙の事も好きだけど 真緒と晃牙は花粉症だから二人が嫌いくしゃみでCO2倍出るしティッシュ使い過ぎで森林伐採されて環境破壊になるから許せない私植物達が友達だから (2017年5月9日 6時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 私の彼氏も花粉症だけど100%再生紙ティッシュ使ってくれてるから大好き 真緒にもあげたい (2017年5月9日 6時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：都空 | 作成日時：2017年4月29日 11時
