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「落ち着いた…？」
『はい…っ…。』
嗚咽が止まらないまま答えると、蘭さんは私にマグカップを渡す。
暖かいココアが入っていた。
『ありがとう、ございます。』
お礼を言って一口飲むと、じんわり暖かさが広がった。
「来てくれてありがとー。」
ニッコリ笑う蘭さんの顔には、やはり元気が無かった。
長居しては申し訳ないと思い、飲み終えたマグカップを洗おうとキッチンへ行く。
すると、着いてきて居たのか背後から蘭さんの声がした。
「たまに、来てやってよ。」
不意にかけられた言葉に振り返ると、どこか懇願する様な顔をした蘭さんが居た。
『いいんですか……？』
「話は通しておくから、いつでも来ていーよ。」
これ、俺の連絡先ねと紙を渡される。
洗い物を終えて、もらった紙をバッグにしまう。
玄関に向かうと、蘭さんが見送りに来てくれた。
「竜胆の事、よろしく。」
『竜胆さんは嫌かもですけど、よろしくさせてもらいます。』
私が言うと、そんな事ねーから安心して、と蘭さんは笑った。
蘭さんが言うなら期待してもいいのかな…。
ただ、今は竜胆さんの目が覚めるまで、そばにいたい。
目が覚めたら、気持ちを伝えるんだ。
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名無し(プロフ) - 葉月さん» 葉月さんコメントありがとうございます！なんと嬉しいお言葉😭私も灰谷兄弟が好きで、次の新作は蘭ちゃんで書こうかなと思ってます…！最後までお付き合いいただき、ありがとうございました🙇♀️ (2021年10月21日 11時) (
レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - まよさん» まよさんコメントありがとうございます！最後までお付き合いいただきありがとうございました！続編は検討中ですが、この先のお話も書きたいものがありまして、番外編を書こうかと思っております🙇♀️ (2021年10月21日 11時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 鮭るすさん» 鮭るすさんコメントありがとうございます！作者も竜胆さんと別れる時は泣きながら書きましたw自分の作品で泣いてくださる方が居るというとは幸せです😭最後までお付き合いいただきありがとうございました！新作ができたらまたぜひ🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - I’m海月さん» I’m海月さんコメントありがとうございます！涙して下さったんですね…作者として本当に嬉しいです😭お気遣いありがとうございます！最後までお付き合いいただきありがとうございました🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - ATR214YSさん» ATR214YSさんコメントありがとうございます！無事完結いたしました！最高だなんて嬉しいです😭最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました！🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年10月13日 12時
