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『お疲れ様、先に上がらせてもらうね。』
お昼になると、仕事を切り上げて店を出る準備をする。
千冬くんと一虎くんには事情を話してあって、了承をもらっていた。
「はいっす、気をつけて。」
「A、また元カレんとこ？早く目覚ますと良いな。」
一虎くんの言葉に苦笑いを溢すと、彼は千冬くんに背中をど突かれて騒いでいる。
私は手早く荷物を纏めると、竜胆さんが眠るマンションへと急いだ。
『こんにちわ、お邪魔します。』
あれから3週間が経って、彼が怪我をしてから1ヶ月ほど経った。
「お疲れ様です、姐さん。」
彼の部下である、いかにもな人からの“姐さん”呼びは、いつになっても慣れないけれど。
竜胆さんが眠っている部屋に行くと、彼は変わらずベッドに横たわっていた。
『竜胆さん、来たよ。』
もちろん返事はない。
荷物を置いて、竜胆さんに近寄ると規則正しい寝息が聞こえた。
私が毎日来てする事は、彼のお世話だ。
体を拭いて、体が固まってしまわない様にストレッチをする。
今私に出来ることは、きっとこれぐらいだから。
『ありゃ、ティッシュもう無くなりそうだな。』
予備があるのかクローゼットを探すが、無さそうだ。
『あの、ティッシュ無くなりそうなので、ちょっと買ってきますね。』
部下の方に声をかけると、自分行けなくてすみませんと謝られる。
彼は竜胆さんの護衛も務めているから、ここを離れられないらしい。
『お気になさらず。』
礼をして見送ってくれる彼を背に、部屋を出た。
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名無し(プロフ) - 葉月さん» 葉月さんコメントありがとうございます！なんと嬉しいお言葉😭私も灰谷兄弟が好きで、次の新作は蘭ちゃんで書こうかなと思ってます…！最後までお付き合いいただき、ありがとうございました🙇♀️ (2021年10月21日 11時) (
レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - まよさん» まよさんコメントありがとうございます！最後までお付き合いいただきありがとうございました！続編は検討中ですが、この先のお話も書きたいものがありまして、番外編を書こうかと思っております🙇♀️ (2021年10月21日 11時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 鮭るすさん» 鮭るすさんコメントありがとうございます！作者も竜胆さんと別れる時は泣きながら書きましたw自分の作品で泣いてくださる方が居るというとは幸せです😭最後までお付き合いいただきありがとうございました！新作ができたらまたぜひ🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - I’m海月さん» I’m海月さんコメントありがとうございます！涙して下さったんですね…作者として本当に嬉しいです😭お気遣いありがとうございます！最後までお付き合いいただきありがとうございました🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - ATR214YSさん» ATR214YSさんコメントありがとうございます！無事完結いたしました！最高だなんて嬉しいです😭最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました！🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年10月13日 12時
