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第六話____ ページ7

保健室に入ると、あいつがいた。
裕也は教室に帰ったからいない。

「あ、和成じゃん。入学おめでと」

一応声をかけとく。
幼馴染の高尾和成だ。
何部に入るの、と聞くと、迷わずにバスケ部と即答されて、
……流石和成、と思った。

「そっか、引退後も練習してたもんね」

「当たり前じゃん、緑間真太郎(キセキの世代)に負かされて悔しいと思ったんだからさ」

そう言いながら笑う和成。
笑うとイケメン、笑わなくてもイケメンだね、和成は。

宮地先輩の方がかっこいいけど、なんて。
本気で思ってたり。

「Aは何部だっけ?」

「無所属だよ」

中学時代は吹奏楽部でソロを吹いたりとそこそこ活躍してたけどね。

「吹奏楽は?」

「やめた」

和成の試合に応援に行けなくなる、ということでやめた。
中学時代、オフの日が全然なくて吃驚した。
伊馬咲さんのことを凄いと思う。一年のとき見に行って高校の吹部はキツそうだったから。

「そっか」

そう言ってまたベッドに潜る和成。
なんでいるの、と当たり前のことを聞けば内緒、と言われた。

緑間くんがいたことにビビったのかな、と思ったけど当たったら傷口を抉ることになって悪いと思って熱だけ測った。

もちろん平熱。
宮地先輩に話しかけられて熱が出るとか依存してるだろ、なんてね。
付き合ってもいないのに。

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茉佑.(プロフ) - お魚屋さん» コメントありがとうございます。そんな褒められたら照れちゃいます← 終わってから結構たちますけど、読んでくださる方がいてとても嬉しいです。ありがとうございました! (2015年11月22日 16時) (レス) id: 7578abfe29 (このIDを非表示/違反報告)
お魚屋(プロフ) - コメント失礼します。この作品、とても面白かったです!私は恋愛ものを書くのも読むのも苦手ですが、この作品はスラスラ読めました!話の展開が多く、伏線回収が気持ちよかったです!このような作品は連載中に出会いたかったです笑 (2015年11月20日 23時) (レス) id: 8a81ee35e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉佑 x他2人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年8月22日 10時

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