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あれから時は進み、進路調査をすることになった








「……で、小泉の第一希望はこの大学と……」









『はい!ずっと前から決めてました』









先生の言葉にそう笑う









まぁ、前はものすごく悩んで、そらるに助けてもらったけど









「偏差値的に大丈夫そうだけど……」









『?』









おかしい、前は普通に通れたのに









私はそう思い首をかしげる









「……あ、いや、なんかね、最初から決めてたって、ことは、最初から誰かが選んでたのかなーって、」









『!……』









私は先生の発言に目を見開く









『……そう、ですか、これ、結構、悩んだんですよ、





もう、昔の話です』









私は俯いて自然に笑みがこぼれる









膝にある手をぎゅっと握りしめて、泣きそうなのをこらえる









ーーーーーーーーーーーーーー









『あぁぁ!進路とか意味わかんない!』









「進路決まるまで居残りとか……」









『うるさいうるさい!





そういうそらるは何にしたの?』









「俺?音楽学科の大学にはいるけど……」









『チッ』









「なんだよその舌打ちは」









『あぁー!卒業したくない!まだ青春謳歌したい!』









「バカ、時間は過ぎてくの」









『時間が巻き戻せたらいいのに……』









「まぁ、それなら人間誰しも良いだろうけど」









『けど?』









「時間を巻き戻すってことはさ、」








ーーーーーーーーーーーーーー








「!……小泉!」









『あっ、は、はい!』









時間を巻き戻すってことは?









続きを思い出そうとしても何も浮かばない









先生め……









「まぁ、これはいいと思うし、もう、話すことはないかな」









『さよならー』









私は会議室を出て、廊下を歩く









後ろからは会議室に入ってくる人も
 









私はあまちゅに言われたことを思い出して、階段を歩いていた









トンッ









なにか背中に感触があり、私の足はツルッと滑ってしまう









その刹那、下半身と頭に強烈な痛みが走り、特に足が動かなかった









「あはは!」









階段の上から笑い、去っていく女子たち









私は痛みに耐えながらも、この状況を把握した

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設定タグ:そらる , 歌い手 , タイムスリップ   
作品ジャンル:恋愛
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夜空 - はっくんが可愛いって言いましたけど?wwイントネーションはね、わざとだよッ!ww (2018年9月24日 22時) (レス) id: 2f0b93d907 (このIDを非表示/違反報告)
白兎《ハクト》(プロフ) - おいw待って、誰がかわいいじゃwwイントネーションが、ギャルみたいww (2018年9月24日 21時) (レス) id: 7c0fa36322 (このIDを非表示/違反報告)
あほの子 - 私やのちゃんをやのっちって呼びたい!!!!(めっちゃたまごっちみたいw) (2018年9月24日 15時) (レス) id: 6cd14c445e (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - かーわ↑ーいーい↓ー!!!wwww (2018年9月24日 12時) (レス) id: 2f0b93d907 (このIDを非表示/違反報告)
白兎《ハクト》(プロフ) - あーごめんごめんww変換に出てきたから、つい。ね。(*ノω・*)テヘ (2018年9月24日 11時) (レス) id: 7c0fa36322 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やの | 作成日時:2018年9月13日 7時

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