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それに無言でいると上ではいつか見た秀元とぬらりひょんがなにやら会話を交わしていて、その様子は初対面ではなさそうだ
秀元が顔広いといえばいいのかぬらりひょんが顔が広いといえばいいのか




「姫様、総大将の元へ行きましょう」

「牛鬼が抱きついてやれば良いのではないか?」

「だから私ではなく姫様がやるから総大将は喜ぶのでしょう」

「良き家臣に抱きつかれるというのは割と嬉しいことかもしれんぞ?」

「家臣ではなく下僕でございます」




………牛鬼は頭が固いな




結局、牛鬼に言われるがままこの不安定極まりない屋根を登り、ぬらりひょんの元へと向かった




「っ、妖!」

「「?」」




私の声にぬらりひょんのみならず秀元も振り返った




「な…A姫!?な、何故ここに!?」

「放っておけ!!」

「放っておけるか!!?」




なんとかてっぺんに着いた私はずかずかとぬらりひょんの方へと近寄る
肝は守れたかもしれないが、貫かれた肩の傷は酷いものだ
当分は動かないかもしれない

それを見て、思わず顔を歪めてしまうがそれがバレるのも嫌できっと今は微妙な顔をしていることだろう




「っ〜、やかましい!
さっさと怪我を見せろ死に損ないが!!」

「相変わらず当たりが強いのう!?
ワシはあんたの為に傷だらけなっとるんじゃが!?」

「だから怪我を治してやると言ってるんだ死に損ない」

「その死に損ないってぇのやめんか!?」

「黙れクズ!」

「クズも死に損ないもどっこいどっこいじゃねぇか!」




ぬらりひょんの目の前まで来てその体へと手を伸ばす
するといつものように淡い光が灯り体を包み込む




「ありがとのう、A姫」




治ったといえど、肩の穴はまだ開いたまま
他のところは治ったがやはりそこの怪我は大きすぎて一度では治らない



「っ」

「A姫?」

「心配、したのだ」




彼のボロボロの着物をぎゅっと掴み、俯いてか細くそう言ったAにぬらりひょんは目を丸くした
いや、秀元とそばの牛車に乗っている是光もだ



「私などの為にこうも傷を負うとは……貴様はバカだ」

「………………」

「私など捨て珱たちだけ連れて帰ればよかったものを」




声が震えて、視界がぼやけて、顔が挙げられそうにない




こんなにも胸が苦しいなんて
苦しくて苦しくて仕方がないのに、『私のため』と言われれば胸に灯る暖かな温もりは驚く程までに甘美なもの
『恋』とはなんと、矛盾した感情なのか



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カリディア(プロフ) - 最高です!続き楽しみに待ってます!頑張ってください! (7月25日 21時) (レス) id: dddfdc4b55 (このIDを非表示/違反報告)
ポケモンラブ(プロフ) - 応援してます! (7月17日 22時) (レス) id: 90acc880a8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ポケモンラブさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (7月17日 21時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆりさんさん» コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (7月17日 21時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ポケモンラブ(プロフ) - 続き気になりすぎてやばいから更新お願いします! (7月17日 16時) (レス) id: 90acc880a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年7月6日 17時

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