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百鬼夜行 ページ31

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大阪城に連れ去られた私と珱はある部屋に連れて行かれた
上座には一人の女性と、その前にいる若い姫のような人が三人
脇には家臣と思わしき男がズラリ
なんとも奇妙な部屋に来てしまったものだ




「待っておったぞ、A姫、珱姫」




上座の女性が煙管片手にそう言った
大阪城で側室の話、見るからに上品な女性
多分、あの方は淀の方様

淀の方様の言葉に三人の姫たちが振り返り、私たちを見る




「ああ、あれがA姫と珱姫………?」




一段と髪の長い気の強そうな姫が言う
………って人のことは言えないか




「日ノ本、そして京で一番の美貌と噂の美姫姉妹…
噂どおり美しいのう。近う近う」

「……………………は…はい……」

「…………………」




なんだろうか、淀の方様から変な感じがする
不気味な感じ、というのだろうか
普通の人ではないものだ
だが、淀の方様だけではない
周りの家臣たちからも何か変なものを感じる


珱は戸惑いながらも私の手を取り近づく



話では豊臣秀頼様の側室にという話で連れてこられたはずだ
それも、父上を殺してでも
そこまでをして私たちを側室にする理由が全くわからない




「ちょっと…いつまで緊張でふるえてるの?貞姫。
淀殿への自己紹介の途中よ」




やはりこの女性は淀の方様か
ご太閤殿下 豊臣秀吉様の二人のご正室のうちの一人
他界された太閤殿下の初めのご正室でもあった北政所様は今はもうここ大阪城には居らず、十何人といる側室を持ってしても子ができなかった太閤殿下の子を二人も授かり、現豊臣当主の秀頼様の実母である淀の方様の権力は計り知れない




「私のような田舎者を側室に選んでいただき光栄です」




淀の方様にペラペラと長ったらしく自己紹介をする髪長姫と呼ばれた姫、宮子姫は淀の方様に気に入られようと必死なんだろう
この姫は周りの異常さに気づいてないのだろうか

できる限り珱と離れぬよう寄り添っていた時だった




「ではさっそく」




なにが?
そう思って周りに目を配っていたのを淀の方様へ向けると何故か、宮子姫に口付けている淀の方様
そして聞こえてきたのはズギュ、ズギュという何かを吸い上げるような音




ンゴクン




淀の方様が何かを飲み込む音がすると、支えを失ったかのように宮子姫は後ろへと倒れる
その口元からは血が流れ、目は白目を向いている
ひと目でわかった




絶命している




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カリディア(プロフ) - 最高です!続き楽しみに待ってます!頑張ってください! (7月25日 21時) (レス) id: dddfdc4b55 (このIDを非表示/違反報告)
ポケモンラブ(プロフ) - 応援してます! (7月17日 22時) (レス) id: 90acc880a8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ポケモンラブさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (7月17日 21時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆりさんさん» コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (7月17日 21時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ポケモンラブ(プロフ) - 続き気になりすぎてやばいから更新お願いします! (7月17日 16時) (レス) id: 90acc880a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年7月6日 17時

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