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「ん……………………ん
やはり不思議な力を持つ者の肝は違う…………」




き、も………?
私たちは目の前の光景に言葉を失うと同時に、私は理解した



──淀の方様は、妖怪だ



「あ、姉様っ」

「私から離れるな珱姫…!」

「ぁ、ぁ」

「そなたも恐ろしければ私にしがみつけ小さき姫よ」




がたがたと震え始めるすぐ隣の姫にそう声かければギュッとすぐに手を握っていた




「はう…はう…や、やっぱり喰べられてしまうのね…
私の……見た未来が現実に…!!」

「見た、未来…だと?」




貞姫と呼ばれていた姫はあまりの恐ろしさから逃げ出そうすると周りの家臣
………いや、妖怪が動き、その行く手を阻んだ




「………まさか、全員………妖、か……」




妖怪に囲まれているなど、なんの冗談だ



貞姫の叫び声に駆けつけた人間の家臣だろう者はこの部屋にいた綺麗な顔立ちをした青年のような者に首を斬り捨てられ、即死
貞姫は逃げようとしたからだろう、中へ戻すよう引きずり込まれ宮子姫同様に口吸いで生き胆を取られる




「なんて、惨い……」

「ひっ、ひっく、うぇ〜んうぇ〜ん」




どうにかこの幼い姫を怖がらせぬようにと私と珱の間に置いたが、なんの意味もなかったようだ
どうするべきかとその姫を見れば、珱の手に落ちた幼き姫の涙が真珠へと姿を変えた
それには私も珱も驚く




「そ、うか……」




"不思議な力を持つ者の肝は違う"
淀の方様もさっき言っていた
ここに集められた姫は皆、我ら姉妹同様何かの異能を持つ姫か




「あ、姉様…姉様…」




カタカタと震えている、妹の手
その手を一度強く握ったあと、私は二人の前に出る




「姉様…!?何を…!」

「下がっていろ」




後ろに下がっていた私たちの元へ淀の方様がゆっくりと立ち上がり近寄ってくる
家臣…妖怪たちもまた同じだ

私は思考をめぐらせる


覇王色の覇気を使うか……?
だがそうすれば、後ろの珱たちにも負荷がかかる
確実に二人は意識を飛ばすだろう
この状況でそれは得策ではない
どうする、どうしたらいい…!?




「まっこと、美しいのうA姫」

「!」




淀の方様の意識が私へと向いた
なんとか二人ではなく、私へ向いたらしい

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カリディア(プロフ) - 最高です!続き楽しみに待ってます!頑張ってください! (2019年7月25日 21時) (レス) id: dddfdc4b55 (このIDを非表示/違反報告)
ポケモンラブ(プロフ) - 応援してます! (2019年7月17日 22時) (レス) id: 90acc880a8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ポケモンラブさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2019年7月17日 21時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆりさんさん» コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年7月17日 21時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ポケモンラブ(プロフ) - 続き気になりすぎてやばいから更新お願いします! (2019年7月17日 16時) (レス) id: 90acc880a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年7月6日 17時

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