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「今やお前は魑魅魍魎の主。
ならばその座を奪いに来るものは大勢いる。
真っ向から勝負をかける者もいれば卑怯な手を使う者をいるだろう」

「まぁそりゃあそうじゃろうな」

「私はその…"魑魅魍魎の主"の女なのだ。
ならば弱点だとつついてくるやつも多くいるはず。
私は、お前の弱点になどなるつもりは毛頭ない」

「A姫…………」

「私は、お前の"弱点"ではなく"強み"でいたい。
それが理由では足らんか?」




はっきり、そして力強く言われたその言葉にぬらりひょんはなんとも言えぬ幸福感と喜びを感じた
Aが、あのAが自分の女としてそこまで考えてくれてるのだ
ぬらりひょんが喜ばぬわけがない




「………ずりぃのう、あんたは」

「なにもずるなどしていないが」

「……はぁー、惚れたら負けってのは本当じゃのう」

「何の話だ」




いきなり関係ない話を初めてAは疑問符を浮かべた
だが多分これはぬらりひょんの内心で起こる会話で思わず出た言葉なんだろうと納得し、Aは話を戻す




「だがまぁ、今も全く戦えないわけではないがな」

「ん?そうなのか?」

「あぁ。まぁな」

「護身術ってことじゃろ?
剣術かなにか習っとったんか?」

「いや、体術だな」

「体術!?」




まさかな回答に思わず大きめな声で聞き返してしまった
Aに普通にうるさいと注意され、しょぼくれながら小さく謝っておく




「なんだって体術なんぞ…」

「私の勝手だろう?」

「いやそりゃあそうなんだがな?」




かといって、公家の姫たるものがなんだって体術なんぞ
剣術でも異様と言われかねないのに
せいぜい女が扱ってもおかしくないのは薙刀くらいだろうに




「人には向き不向きがある。
私に向いていたのは体術だったということだ」




前世からやっていたことだから特にそうだ
体は覚えておらずとも頭では覚えていた
だから昔の感覚を取り戻すようにこの体に昔の動きを叩き込むのだ
やはり頭で理解していても新しいこの体に動きを叩き込むというのは簡単なことではなかったが、それでも出来たからできるはず




「…………覇気ももう遠慮なく使っていくべきだろうな」




はっきりと今回の件でわかった
雑魚妖怪なら兎も角、力のある妖怪と出会ってしまえばどれほど鍛え抜かれた人間でもひとたまりもない
特に今回の敵 羽衣狐が群を抜いてそうだったのかもしれないが



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+++++→←実は無知



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カリディア(プロフ) - 最高です!続き楽しみに待ってます!頑張ってください! (2019年7月25日 21時) (レス) id: dddfdc4b55 (このIDを非表示/違反報告)
ポケモンラブ(プロフ) - 応援してます! (2019年7月17日 22時) (レス) id: 90acc880a8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ポケモンラブさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2019年7月17日 21時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆりさんさん» コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年7月17日 21時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ポケモンラブ(プロフ) - 続き気になりすぎてやばいから更新お願いします! (2019年7月17日 16時) (レス) id: 90acc880a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年7月6日 17時

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