直球片思い【沖田総悟】

弱いとこ ページ41

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――――
……



「そーーうーーごくん！！」


山「あ、Aちゃんこんにちは」


「今日は山崎さんじゃダメです。強制です。総悟くんを呼んでください。一週間も会えなかったんですよ」


山「沖田隊長なら、自室で寝てるよ」


「まあ、いつもの事ですよね！」


山「いや、実は……風邪ひいたの。……結構重症の」


「え」


予想外の言葉に思わず声が詰まった

総悟くんが風邪……

世に言うインフルエンザみたいなものにかかったのかな。



「今すぐ看病致します」


屯所内にズカズカ入り込もうとしたら山崎さんに「待って！」と立ち塞がれ、止められた。


山「“アイツが看病するって言っても、絶対部屋に入れるな”って」


「なぜ！？」


山「寝込みを襲われ兼ねないって」


なっ

襲うだなんて。全く総悟くんったら変な妄想しちゃって。私がそんな事出来るはずないよ。


「私はそんな事しませんよ！」


そう言うと山崎さんは優しく微笑んで「知ってる」と言ってきた。どういう事だ。


山「……多分、Aちゃんに弱いとこを見せたくないんだと思う」


「はー、なるほど。わかるような気がします。いつもあの態度ですもんね。」


山「うん。だから――」

「看病します」


山「話聞いてたァァァア！？」


弱ってる総悟くんを見てバカにしたり笑ったりなんかする訳ないし、弱み握るなんて考えも少しもないし、寝込みを襲ったりなんかしないし！後でお礼しろなんて言わないし！

総悟くん、何も考えないで私に看病されてください。


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