看病 ページ42
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…
沖「ザキもお前も今度まとめて殺す」
「……」
自室に入って早々暴言を吐かれたけど、そんなんで私は折れたりしない。
「総悟くん、お昼は食べたの?」
沖「……」
「お熱は計ったの?」
沖「……」
「私に何かできる事があったら言ってね」
沖「なら二度とその口を開くな」
「そう言うと思ってたよ。ちょっと失礼するね」
私からそっぽ向いて寝ている総悟くんに手を伸ばし、額に甲を押し当てた。
急に来た感触に少しだけ驚いた総悟くんは、「やめろって……」と低声で訴えかけてきた。
そのしぐさや声さえもかっこよくて写真撮りたいけど今日は我慢。
「すごい熱いね……今冷やしたタオル持ってくるから!」
沖「……」
大体、どうして誰かが看病してあげないのだろう。と思いながらタオルを取りに行ったけど、多分総悟くん、熱ってあんま色んな人に知られたくなかったんだろうなぁ。
こういう時くらい人に頼らないといけないのに。
タオルを持ってきていると、廊下でトシ先輩とすれ違った。
土「三枝、総悟の容態は?」
「おでこ熱いですし、結構ひどいかと……」
土「そうか……」
トシ先輩は何か悩むような表情を浮かべたあと、私の肩にポンと手を置き、「お前に任せた」と言ってきた。
なんか良くわからないけど認められたような気がして嬉しくて、笑顔で「はい!」と返事した。
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後輩K - これ面白いですね!わたし好きです! (2016年5月30日 21時) (レス) id: f6c1d76e68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - アヤネさん» 嬉しいですありがとうございます(T ^ T)更新頑張りますね! (2016年3月14日 21時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - レイさん» うれしいです!私もイチャイチャさせたいです!(笑)ありがとうございます! (2016年3月14日 21時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ(プロフ) - 来ちゃいました~!万事屋に来た可愛い小娘のときのリクエストに似ていて勝手にうれしくなっちゃってます笑やっぱゆずさんのかく小説は最高ですね!更新楽しみにまってます!! (2016年3月14日 2時) (レス) id: db2705815e (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - お邪魔します!前回の作品から読ませてもらってます!お話とても面白いです!沖田さんと夢主ちゃんのイチャイチャ早く見たいです!絶対可愛い!これからも無理せず更新頑張って下さい!楽しみにしてます(*^^*) (2016年3月13日 22時) (レス) id: 4800545bee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作者ホームページ:http://yuzuhomepage
作成日時:2016年2月23日 11時