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64話 ページ16

るぅとside



最後の曲。大好きになればいいんじゃないを歌い始めてもう終わるんだなということを思い知らされ少し寂しい気持ちになった。




そんな気持ちに蓋をするように莉犬と手を繋いで走り回った。




すると1番端にいた僕達のところに1番端にいたゆづちゃんが走りよってきた。




元気だなぁwなんて思いながら笑顔で歌ったままゆづちゃんを見つめた。




突進してくると思ったが何故かゆづちゃんは僕達を中央の方に引っ張った。



そしてその時空いた空間である1番端にゆづちゃんが立った。




こちらを見ながら笑顔で腕を組んで来てまぁいっかと思いながら横に莉犬とゆづちゃんと3人で揺れて楽しんだ。





この行動でさえ仲間を思って取った行動だと気づけなかったことに凄く後悔することになるなんて思ってなかったんだ。





次の瞬間頭上からガシャっと鈍い音がした。





みんなも歌いながらではあるがえっ?って顔をしてた。






でも何故かゆづちゃんだけは全て知っていて全てを悟ったような顔をして僕と莉犬をさらに中央に突き飛ばした。





る,莉「え?...」




突き飛ばされた時やけにスローに見えて傾いた体はさとみくんところちゃんがそれぞれ莉犬と僕を支えてくれた。




その時スローに見えた光景は信じたくもなくて。笑顔で上から降ってくるライトやら棒やら色んなものの下敷きになっていくゆづちゃんの姿があった。




まるで映画のワンシーンのようにスローに、でも一瞬にも見えて。





ただただそれが終わるまで呆然と立ち尽くすしかできなかった。





全てのものが落ち終わったころ観客席からは悲鳴が聞こえ僕の後ろの方からなーくんとジェルくんが走って横を通った。





2人は慌ててその場にしゃがんで機材を退けた。





それに続いてさとみくん、ころちゃんとものを退かしていく。





莉犬もフラフラになりながらスタッフさんに救急車を呼ぶようにいった。





僕は何も出来なかった。




ただ、その事実が僕の中を支配した。




ジェ「何やってん!!はよ手伝ってや!!」




ジェルくんのその声で現実に戻った気がして、




る「はいっ、」





身を入れ直すように返事をして必死に機材を退けた。





ただひたすらに泣きながら手を動かした。

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nayu #crew(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!!今後のストーリー性は思いつきですがリクエストなどあったら教えてくださいね!楽しみすぎてやばいと言われると考えがいがあります!これからもご愛読よろしくお願いします! (2019年8月31日 0時) (レス) id: 8c874ced81 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - おもしろいです!今後のストーリーがめっちゃ楽しみすぎてやばいですw更新頑張ってください! (2019年8月30日 16時) (レス) id: 61b7b452c8 (このIDを非表示/違反報告)
nayu #crew(プロフ) - 檸檬さん» 1話からですかね?ありがとうございます!図々しく実話入れちゃいましたw泣いたと言われると嬉しいような喜んじゃいけないような...でも少し気持ちに響くだけでとても嬉しいです!更新頑張りますね!ありがとうございます (2019年8月26日 20時) (レス) id: 8c874ced81 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 前作から見てきました。作者さんの実話が少し入ってるんですよね...感動してちょっと泣いてきました。更新頑張ってください! (2019年8月26日 14時) (レス) id: 19c5a51d32 (このIDを非表示/違反報告)
nayu #crew(プロフ) - 牧村カノンさん» きっと、ネットにいる人って少なからず私みたいな人もいると思うんです。少しでも同じ人と気持ちを共有できて、そうでない人と歌い手を共有出来たらと思ってます!ほんとにありがとうございます!嬉しかったです! (2019年8月24日 13時) (レス) id: 8c874ced81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花優月 | 作成日時:2019年8月24日 3時

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