訳ありすとぷりメンバー

22話 ページ23

あれからさとちゃんに家まで送ってもらった。



さっさと楽な服に着替えてメイクも落としてフリーな状態。





肝臓が悪い理由なんて分かってる。






ODが原因でしょ？






疲れた私は色んな薬をかき集めた。






すぐに病む私の精神安定剤みたいなもの。





さすがに心療内科や精神科に行く勇気なんてなかった。





精神安定剤ください。なんて言う勇気ない。




だから自作ってわけじゃないけど、風邪薬とか胃薬とか頭痛薬とかそんなもんをかき集めて喉に押し込んだ。






胃が痛くなるなんていつもの事。だるいなんていつもの事。




慢性胃炎になった時エコーを撮られて肝臓への異常が見られた。





これだからめんどくさい。






私は病院が大嫌い。





医者は私たちを金稼ぎの道具としか見てないから。





私たちみたいな病人がいないとお金入らないでしょ？




だからいくらお大事にって言ったって
治すための入院ですって言ったって、また来てもらえないと困るわけよ。






そんなひねくれた考え方しか出来ないの。私は。



そんな自分がつくづく嫌になる。







こういう時...無性に自分をいじめたくなる。





泣いてスッキリするための涙を探すの。





切ってスッキリするための理由を探すの。








今も無意識に探し始めたのはアンチコメント。







エゴサをする手が止まらない。







媚びてる



とか



ハーレム作ってんな




とか




女のくせに





とか







受け流さなくては行けないってことくらい知ってるけどそれで流れる涙で切った時の痛みを隠したくて必死に自分を痛めつけた。









助けてと言いたくても"言えなかった。"



だから変わることは無かった。






昔と今...何も変わらない。









ねぇ、優月...。助けてよ

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