17話 ページ19
『中也!!』
私は彼の名前を呼んで勢い良く飛びついた
その時私は忘れていた
私が今どんな姿になっているのかを
私に飛びつかれた中也から紫色の電気が流れた
彼が悲鳴を上げる
その瞬間私は直ぐ様彼から離れ距離をとった
しまった……今は猫になっているんだった
猫の能力は常時発動型のエナジードレイン
この姿で人に触れたことがないからすっかり忘れていた
『ごめん!中也大丈夫?!!』
「ッ…手前……久し振りに会ったと思いきやいきなり何だよ……」
『ごめんごめん、発動状態だったのすっかり忘れてたよ!』
そう云うと中也は私の頭にある猫耳に注目する
「は?その耳何だよ……」
『最近手に入れた異能さ、肩慣らしついでに発動させていてね』
そう云いながら私は猫の真似をして『にゃお♪』と鳴いた
それに対して中也は呆れながらため息をつく
「そう云うことかよ…ったく手前のせいで余計に疲れたぜ……」
『驚かせてしまって本当に済まない。お詫びと云っちゃなんだけど久し振りに再会したんだし何処かで飲まないかい?』
「いいぜ、勿論手前の奢りだからな?」
『全く……しょうがないなー』
私はにやりと笑う中也に呆れ顔で笑い、二人で飲みに行った
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aoihosi1016(プロフ) - 中也endも読みたいです!楽しみにしています!! (2020年4月6日 2時) (レス) id: e749c9c1e6 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 頑張って下さい!更新待ってます! (2020年3月18日 8時) (レス) id: 8ab0d0e315 (このIDを非表示/違反報告)
綾津 - 文ストも物語シリーズも好きなので、この作品が大好きです!更新楽しみにしてます! (2019年8月25日 17時) (レス) id: 3cda621b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪燐 | 作成日時:2019年7月30日 13時