怪異的な彼女【文スト】

18話 ページ20

中也行きつけだと云うバーに向かった


勿論、異能は既に解除した


流石に猫の姿で入るわけには行かないしね？



「そう云えば手前、今何してんだ？」

少し強いお酒をちびちびと飲んでいると中也が私に対して質問を投げ掛けてきた


『変わらず自分の異能探しをしているよ。……まぁ、今は太宰くんに監 禁されて行動を制限されてるんだけどねー…』


「………………はぁ？！」


中也から驚きの声が聞こえた


「監 禁って……じゃあ手前逃げてきたってことか？」


『否、この後また戻るよ？監 禁部屋に、此れが意外と快適でねー最高なんだよ』


「じゃあ、手前何で出てきたんだよ………」


『そりゃあ、怪異を探す為だよ。太宰くんは私に怪異を見つけて欲しくないみたいだけどそうは行かないんだよなー』


そう云って酒を一口煽る


『誰に邪魔されようとも私は怪異を集めなきゃ行けないんだからさ……』


酒に浮かぶ氷を見つめる



すると中也が私の顔を見てこう云った







「なぁ……俺のところ来ねぇか？」

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