第41話:知らない ページ49
一応霊幻に連絡はしたがどこまで持つかだな…
どうするかと考えていると乗っていた木がミシミシと
音を立てながら倒れていく。
急いでバランスを立て直し女と向かい合う。
「木をハサミで切り倒すかよ。」
横には先ほどまで立っていた立派な木が一刀両断され
ている。
「流石に都市伝説のカリスマ、数十年もの間畏れられ
てきたからか…
搭載してるエンジンが他とは違うな…。」
霊力がそんじょそこらの悪霊とはレベルが違う。
「わたしきれい？わたしきれい？わたしきれい？
わたし… ワタシ？うふっ。」
ずっと同じことを繰り返している目の前のソイツ。
だがドンドン様子がおかしくなっていく。
「おうおう次は…機能美を求めて来やがったか。」
先ほどとは形も変化し攻撃力も上がっている。
何度もくる斬撃を避けるがキリがない。
「クソ、ちっとは大人しく…！」
ぶちっ
足に激痛が走り耐性が崩れてしまう。
「(アキレス腱が切れやがったッ…！！)」
このデブ運動不足だ。しまったな…。もう逃げれなくな
っちまった。
先ほどのような斬撃を生身で受けたらひとたまりも無い。
だがこの足ではもうろくに動けない。
〔頼むよ エクボ〕
そこについ先刻言われたシゲオの言葉を思い出す。
「俺様がコイツを死なせたらシゲオの信頼を失う。
それはいけねぇ…」
足を踏ん張り近くにあった木を手に女に向ける。
こんな棒切れで何ができるわけでもない。だけど
俺はコイツを生かさなきゃならねぇ。
「アイツは口裂け女以上にビッグになる予定の男
だ。こんな所で失態を晒すわけにゃいか…」
一瞬にして。持っていた木が切り刻まれる。
「(あ…やっ…)」
顔すれすれの所まで刃先がくる。終わったか…。
だがなんの衝撃もこない。
代わりに目の前にいた化け物が木に打ち付けられてお
り目の前にはバリアが張られていた。
「ありがとう エクボ。」
『あれ？ちょっと遅かった？』
「いや、ナイスタイミングだ シゲオ、A」
やっと来やがったか。クソガキども。
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ぽめしばちぃーず - ただのアニメ好き☆さん» 前回もコメントありがとうございます！皆さんが読んでくださっているので続けられています！本当にありがとうございます！ (2019年4月8日 11時) (
レス) id: dc66c6f612 (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - とってもお話面白いです！無理をなさらずに更新頑張ってください！ (2019年4月8日 1時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
れいな - 返信嬉しいです！これからも読み続けさせていただきます！ (2019年4月7日 11時) (レス) id: 9791386aac (このIDを非表示/違反報告)
ぽめしばちぃーず - れいなさん» れいな様。感想ありがとうございます！更新頻度が低下しないように頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2019年4月6日 11時) (レス) id: dc66c6f612 (このIDを非表示/違反報告)
れいな - とても面白いです！続き待ってます！ (2019年4月6日 10時) (レス) id: 9791386aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽめしばちぃーず | 作成日時：2019年4月2日 15時
