世界観が違う子【おそ松さん】

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ああああああああああっっっっっ！！！！！



物凄く勢いで顔が熱くなるっ…………！！！！！



なんで手に取ったんだろ、なんで！なんで！！



買ってしまった衝動に今でも物凄く後悔している



こんな本、誰かに見られたら絶対冷たい目で見られるに違いない………



そしてどんどん友達が減って………



というか！！この本があるだけで友達が減ってくのでは……！？



私はブックカバーをめくる



題名は「友達をつくる100の方法」………



なんて長ったらしい本の題名



誰かに見られているのではっ！？と気配を察知しブックカバーを丁寧につけ、すぐに本を鞄の中に入れた





A「こんな本を読まなくたって、友達なんか出来るよね？」





そうだよ、そう



本といっても、本当の事が書いてあるとは限らない



別に読まなくていいはず



と言いながらもチラチラと周りを確認し、その本のページをめくってしまう



べ、別にこの本が気になって読んでいる訳ではない！！読む本がこの本しかないからただただ読んでいるだけ……。



「友達になるには、

まず挨拶をしましょう

自分から会話に混ざりましょう

誰にでも優しく接しましょう

etc..」






と、このように友達になる方法が100もあるらしい。



私には１つの方法で友達はつくれないものなのか、と自分の思った事を本に吹き込む







そんな本の事ばかり考えていたらもう学校の門


時計を見るともう12時過ぎ






A「あ、これは絶対出席簿で叩かれる……」





この時点で本を読まなくったって変わり者と思われているような気がする……



色々と凄い罪悪感で包み込まれていく




ああ、なんて言い訳をしよう

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