【黒バス】蜂蜜色に手を添えて【ヤンデレ】

第９話 ページ9

夢主side




「A〜！」


尻尾をパタパタと振っている…ように見える涼太
部活の休憩になると、私のもとまで走ってきた


「涼太、走ると転ぶよ？」


「大丈夫っスよ！」


「ふふ、はい、タオル」


「ありがとっス！」


栄養補給っス〜！、と私に抱きつく涼太
私もよしよし、と頭を撫でてあげる






「仲が良いですね、あの二人」


キセキの世代と桃井たちは、二人を遠目から微笑ましく見ている


帝光中の枠に収まらず、少々世間でも有名な美男美女カップルとして有名な二人


本当にお似合いだ、と前に誰かが言っていた



「黄瀬が倍に犬化してるように見えんのは俺だけか？」


「安心しろ、俺もなのだよ」


「つーか、なんか見てるこっちが恥ずいしー」


「今日のラッキーアイテムはアイマスクなのだよ」


「まさかのおは朝！？」


「…部活中のスキンシップはほどほどにしろと言っておくか」


「ふふふ、Aも嬉しそうだね」


「そうですね、桃井さん」




部活は、和やかだった

けれど平和は突然歪む



一人の、今はいない、マネージャーによって

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