【文スト】こんな事になりました。パート２【自作コラボ】

愛が一つ ページ33

『乱歩さん、ちょっと来て下さいな』


乱｢…｣


乱歩さんを呼び寄せた。


Aを引き剥がし、二人を向かい合わせる。


乱｢!?｣


｢？｣


俺は乱歩さんの手を掴み、Aの頭に付けた。


そして、撫でる仕草をした。


『謝ってくださいな』


乱｢…ごめん｣


｢大丈夫ですよ、気にしないで下さい｣


うんうん、良いぞ。


『乱歩さんはもうしないよう気にしましょうね』


乱｢うん…｣


自信無さげに、下を見た。


『…』


乱｢!!｣


乱歩さんの顔を上げ、目を合わせた。


『何自信なさげにしているのです！』


乱｢…だって…｣


『俺の知っている乱歩さんは自信に溢れた御方ですが、貴方は違うのですか？』


乱｢そっ、そんな事……ない、と…思う…｣


歯切れが悪い乱歩さん。


『…ふふっ、大丈夫ですよ乱歩さん』


乱｢！｣


『今は不安があっても、それは今だけですよ』


『不安の無くなった貴方は無敵。誰にも負けぬ力を発揮するでしょう』


乱｢!!｣


『今はその力を蓄える時期です。そうすれば後の貴方は…どうなるでしょう…？』


乱｢無敵!!｣


『えぇ、そうです。そう思っていれば今の関係性も悪くは無いでしょう？』


乱｢うん!!｣


『ふふっ、頑張りましょうね』


乱｢僕頑張る!!ありがと!!｣


『！』


そう言い、抱き着いてきた。


後ろからの殺気が凄い。

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