【文スト】こんな事になりました。パート２【自作コラボ】

愛が一つ ページ32

『あれれ〜？俺最初に言ったはずなんだけどなぁ〜？』


｢？｣


Aの頭上にハテナが浮かんでいる。


このやろ、忘れやがったな？


『…俺はお前の味方だと、言ったはずだろ…？』


｢!!｣


『覚えてなかったとは〜、俺悲しいなぁ〜』


｢覚えてますよ!!ハッキリ覚えてます!!｣


『でもなぁ〜？さっき忘れてたっぽいし〜？』


｢覚えてますってぇ!!｣


『ぐえ』


俺の首に抱き着き、頭をグリグリ押し付けてきた。


『あはは！ごめんて！』


｢酷いですよ!!｣


うわぁあん!!、と泣き真似までして引っ付き続けるA。


よしよし、と背中をさすっていると視線を感じた。


真後ろ、福沢さんからだな。


福『…可愛いなぁ』


パシャパシャ


シャッター音が聞こえるのは普段通りと、言いたくはないな。


フィルム数どうなってんの。


福沢さんからしてみりゃあAは…甥？


ま、どうでも良いか。


｢好きですAさん結婚しませんか｣


『あはは！既婚者だって言ってるだろ！』


旦那様も近くにいるのに大胆だな。


しかも今のクエスチョンマーク無かったぞ。


｢好きです〜｣


『求愛行動が凄いねお前』


アピール強い。


乱『ベッタリじゃん』


『ぬお』


俺の背中にピッタリくっついた乱歩さん。


二人して寄生虫かな。


あ、話し合いも終わったって事だよね。

愛が一つ→←愛が一つ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す