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愛が一つ ページ31

「怖いっ…」


これが、Aの素直な意見だ。


『…あのな、A』


『暴力を奮ってくる人達は、お前との距離があるんだ』


「!!」


Aがゆっくりと俺を見た。


目を見開き、驚いている。


『お前がいつも一緒に居る人は誰だ?』


Aの涙を拭き、聞く。


「…太宰さんと織田作さん…国木田さん…達です…」


『その人たちはお前に暴力を奮った事あるか?』


「…!!」


「無いです…!!」


『お前が例に出した三人は、あまり一緒に居ないんだろ?』


「そう、ですね…」


思い出すように、そう呟いた。


『三人共、お前が大好きなんだが、接し方が分からないんだ』


「ぇ……?」


『大好きだからこそ、変に改まって本当に、ついつい、手を出しちゃうの』


「…大好きだからこそ…」


『三人共お前を嫌ってない。むしろ好きすぎるんだ』


「…そう、なんですか…?」


『あぁ、俺が嘘を言うと思うか?』


「!!」


「思いません!!」


『だろ〜?』


キラキラと目に光が宿った。


『お前は嫌われてない。むしろ愛され過ぎてるんだ』


Aの頭を撫でると、とても嬉しそうに笑った。


「いつも、この話をすると俺が悪いって皆が言ってたのでAさんが俺の気持ちを聞いてくれて凄く嬉しかったです…」


「肩を持つ、とか、味方してくれた、とか、言い方が悪いですけどそんな感じで…」


…まぁ、捉え方の問題だよね。

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(プロフ) - わしもじゃ…病んでれ書こう思うたらどうしてもギャグになってしまうんや…(涙) (2017年7月7日 7時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 碧さん» 病んでれ上手く書けるようになりたい… (2017年7月7日 7時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 病んでれは、美味ぞ (2017年7月7日 1時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 咲希さん» …すまぬ (2017年7月2日 20時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 碧さん» ……あ、うん(冷めた目) (2017年7月2日 20時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奈佐 | 作成日時:2017年6月28日 22時

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