【文スト】こんな事になりました。パート２【自作コラボ】

愛が一つ ページ30

乱『モテモテだと照れてしまうなぁ〜』


『おほほ』


乱｢…うっ｣


｢起きましたね…！｣


目を覚ました乱歩さん。


乱｢うわ!?｣


｢ぶっ!?｣


全｢!?｣


『らっ、乱歩さん!?』


いきなりAの顔を殴り付けた乱歩さん。


慌てて乱歩さんを降ろし、Aに駆け寄った。


『大丈夫かA…』


｢うわぁあんAさぁん!!｣


勢い良く抱き着いてきたA。


わんわんと泣いている。


乱『…そんなんじゃ一生無理だね』


乱｢うるさい!!｣


乱歩さん同士で話してる。


向こうは任せとこう。


｢いつもこんなん何ですよっ…俺何も悪い事してないのに…っ｣


『！』


『…』


…これは…かなり…。


蓄積されてたのか…。


｢乱歩さんも…敦も…芥川さんも…他の皆も…っ…全員俺の事…っ｣


『っ!!』


『A!!』


｢っ!?｣


Aの顔を俺の肩から剥がし、目を合わせた。


Aの目は光が消えていた。


『そんなに自分を追い込むな…』


｢でもっ…どうしたら良いのか分かりませんっ…!!｣


『っ』


…苦しそうな…悲しそうな…どちらにしても、良い顔では無かった。


…さっきまでは…こんなA、微塵も感じなかったんだがなぁ…。


Aは俺の肩に顔を押し付け、泣いた。


小さく、嗚咽が耳をくすぐっている。


『…お前は…自分に暴力を奮ってくる人が…怖いか』


Aが少しでも落ち着くよう、頭を撫でながら聞く。

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