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部長「いや〜、今月はいい新聞だったね!みんなお疲れ様!」


部室ではパチパチと拍手がおこった。


部長「松本さんの記事も良かったし。毎月の美男美女ランキングも人気だしね」


A「ど、どうもありがとうございます」


部長「みんな、いいニュースがあったら来月号のために取っておいて。では、解散!」


みんな一斉に帰る準備をし始めた。


私はもう一度手元にあった新聞を見た。


『青道美男美女ランキング』

『美男No.1は3か月連続 3年E組中原君!』


部員1「このランキングの中原先輩って、あの噂の先輩だよな」


部員2「ああ。チャラ原な。一時期落ち着いてたけど、最近ひどくなってるよな」


部員1「なー。でも見た目が良いからな。俺もあんな顔に生まれてたらなー」


部員2「夢のまた夢だなーー。ハハッ」


私は新聞をぎゅっと握りしめた。








「誤解なんだって!信じてくれよ!」


「そのセリフもう聞き飽きた」


「悪かったって・・・。もうしないから。Aだけだよ」


「もう信じられない。さよなら」


なんで、あんなヤツ好きになったんだろう。


ほんとに顔だけの男だったな。


私の黒歴史だ・・・。







部長「松本さん・・・?帰らないの?部室締めるよ?」


A「あっ・・・」


昔のことを思い出して、私はどうやらフリーズしていたようだ。


部長に声をかけられて気が付いた。


A「帰ります。お疲れさまでした」


部長「お疲れ〜」


私は急いで部室を出た。


A「あ、課題のノート教室に忘れた・・・」


あと少しで下駄箱に着くところだったのに、また階段上らなきゃ・・・。


でも、早く課題終わらせて倉持君の負担も減らしてあげたいし・・・。


私は来た道をUターンして教室に向かった。

10→←8(倉持side)



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作者名:Sone | 作成日時:2021年3月25日 22時

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