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8(倉持side) ページ8

倉持side


黒くてサラサラの髪、


大きい瞳に長いまつ毛、そして整った顔だち。


亮さんが言ってた「大和撫子」っていう言葉が本当によく似合う。


髪の毛でよく見えねーけど、絶対モテるよな。


A「どうしたの?倉持君。そんなに見つめても何も出ないよ?」


倉持「あ、わりー。なんでもない」


今は現代社会の時間のグループワーク。


席が前後の俺と松本はペアになっていた。


A「倉持君、こっちの方調べてもらっていい?」


倉持「ああ」


昨日の3年生たちの話が頭から離れない。


松本を見るたびに思い出しちまう。


「付き合ってる奴いるのか?」とか、


気軽に聞けるほどまだ関係は構築されてねーよな。


A「倉持君?大丈夫?」


やべっ、またぼーっとしてた。


倉持「あっ、ああ。大丈夫・・・」


俺の顔を見て、松本はフッと笑った。


A「野球部って夜遅くまで練習してるし、最近新チームのことで大変そうだもんね。この課題私やっとくよ」


倉持「いや!それは大丈夫!」


確かに今、秋大とか監督のことでいろいろ悩んではいるけど、


それよりも今気になってるのは・・・。


倉持side終わり

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作者名:Sone | 作成日時:2021年3月25日 22時

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