1 ページ1
A「え、野球部ですか・・・?」
部長「うん。野球部なら何かスクープとかあるでしょ。だって、君の持ってくるニュースいつもつまんなくてボツになってるじゃん」
ここは私が所属している新聞部の部室。
部長「君だけだよ。まだ記事任せられないのは。新入部員の1年生はすごいよね〜」
A「は、はぁ・・・」
別に任せてもらいたいと思ったことはないけど。
部長「ちょうど君と同じクラスに野球部のレギュラーいるじゃん?あの御幸と倉持?よく観察してみなよ」
A「わかりました・・・」
なんなんだここは。
人生の縮図みたいな部活だな。
強制的に部活入らなきゃいけない中で、
1番楽そうなものを適当に選んだら新聞部になってしまったわけだけど。
ま、それもあと1年半くらいの辛抱だ。
私はとりあえず、部長に言われた通りに同じクラスの野球部を観察することにした。
2-Bには、御幸君と倉持君がいる。
あの2人は100人近くいる野球部の中で、1年生から一軍に選ばれたそうだ。
あとはマネージャー?の七瀬さん。
いつも3人で一緒に行動している。
友達作る気ないのかなあ?
授業中は基本的に倉持君はうとうとしてるし、
御幸君は聞いてるかわからないし、
七瀬さんは真剣にノートを書いてる。
A「(全然スクープになりそうなものがない・・・)」
あっという間に放課後になってしまった。
38人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Sone | 作成日時:2021年3月25日 22時