12話 穂積 ページ12
「はぁ!?試合相手がこのタイミングで変わった!?!?」
そうヒースくんの大きい声で壇先生が言ったことを復唱した
「ストライド協会の意向らしいが、、相手が相手なだけで少し考えさせられるな」
そう言って壇先生はホワイトボードに書いてあった対戦校の名前を消して新たに書き直していく
「し、しら?白川高等学校??」
そう陸くんのこえではっとして久我さんとヒースくんの方を見る
「おいおい、どーなってやがる、、?」
「偶然にしても出来過ぎじゃないですかね、穂積」
「うん。僕もそう思う」
2年3年は全部の話を知ってるので焦りが出る
「だから工藤を呼んでないのか」
そう久我さんがいうと陸くん達がそーいえば確かにまどかさんいないっすね?と辺りを見渡した
「あぁ、部活の時間がずれたと工藤には言ってある」
壇先生は一息ついたから沈黙してるこの空間でもう一度口を開いた
「どうする。オーダー変えるか」
そんな、、と桜井さんがこぼす
「変えましょう」
そうはっきりと僕がいうとヒースくんとかはそうだよなと頷いた
まどかの復活戦は楽しく迎えて欲しいそれが僕の望みだ
もちろん無理もしてほしくないし怪我ももうしてほしくない
そう思い桜井さんに今回は藤原が出ることを言おうとした時に部室の扉が開いた
「やる。やります」
そう下を向いて悔しそうな顔をするのはまどかだった
「皆んなが私に気を遣ってくれてるのはわかってる、けど乗り越えなきゃいけないしなんならそれで勝ったらサイコーに気持ちいい復帰戦じゃない」
そう言って話すまどかは強がってるようにも見えるし、本当に戦おうとしてるように見える
僕は、出てほしくない、、
「それは僕が、まどかの代わりにじゃダメなの?」
「ダメ、私じゃないと私自身のこと」
そう言って部室の中に入って、ホワイトボードの前にたった
まどか、、本当に戦うつもりなんだね
「わかった!僕もまどかに繋がるように頑張る」
僕がそういえばまどかは驚いた顔でこっちの方を向いた
ヒースくんも歩くんも久我さんも順々にやるぞと言って皆んなが一気に打倒白川高の気持ちになっていった
「ただ一つ本当に無理はしないでよまどか」
「わかってるよほずみん!心配性だなぁ」
って無理して笑うから僕は胸が痛くなった
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作者名:Window | 作成日時:2024年2月20日 19時