愛の器

10十四松side ページ19

チョロ松兄さんが居間に戻ってきた


チ「はぁ」

お「ひどい言われようだな」

チ「僕はただAのことが心配で…」

確かに高校生の女の子がこの時間に帰って来ることは心配だし不安だ


一「…もうほっといたら？あいつだって鬱陶しそうだったし」


トド「ちょっと！一松兄さん！」


チ「…なんだよ、その言い方」

一「あんなことしたんだからそう言われておかしくないってこと。」



チ「っ、確かにそうだったけど…」


一「別にもう餓鬼じゃないんだから」


カ「一松、その言い方はよくないぞ。チョロ松はAのために…」


一「だからチョロ松兄さんがやったことは無駄だってことだよ」



チ「一松！テメェ！！」


チョロ松兄さんが一松兄さんを襲った


カ「おい！やめろチョロ松！！」


トド「一松兄さんも抑えて！！」
十「兄さん！！」


二人の喧嘩が収まらない

チ「テメェ！！あいつになにかあったらどうするんだよ！」


一「だから餓鬼じゃねぇんだからそれくらい自分でするだろ！！」




十「もう！やめ…」


お「うるせぇー！」


ｺﾞｯ




チ・一「ｲｯｯﾃｪ!」


おそ松兄さんが二人にげんこつをした


お「お前ら、いい加減にしろ」



ｿﾞｯ


場の雰囲気に寒気がした

おそ松兄さんは静かに言った

チョロ松兄さんと一松兄さんが固まった


お「…ここで言い争いしても何もかわらない、それに一松、それがお前の本心なの？」


一「…っ、俺だって心配して」



お「じゃあ考えるかー」


Aと仲良くする方法を



鼻をこすりながら言った


やっぱり

おそ松兄さんは



僕達を引っ張ってくれる存在だ

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