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25杯目 ページ27

「そういうわけだからマスター。もっと気軽に話しかけてよ」

「乱歩さん・・・。うんっ!」

私は大きく頷いた。

乱歩さんも満足そうに笑ってくれた。

「さあ、僕たちもそろそろ準備しなくちゃね!」

あーそういえば

「敦君の試験、楽しみだなぁ〜」(ウキウキ)

「あ、あの」

うん?

「その、僕が今回の試験の犯人役です。名前は

「谷崎潤一郎さん、だよね? あ、えと、敬語なしでいいのかな・・・?」

「もちろん全然。僕のこと太宰さんから聞いたの?」

「ううん、谷崎さんのことは前から知ってたから」

「そうなんだ。流石無名の酒場のマスター」

ごめん、それは関係ないです。

「乱歩さんから聞いてはいたけど、マスターのところには本当に色んな情報が集まるんだね」

「御代が情報なら、嫌でも色々入ってくるからね」

「だね。それじゃあ早速だけど、ごめんね」

え?

マキマキ、ギュッ!

は?

谷崎さんは私の両腕を背中に回して縄で縛った。

「あの、谷崎さん。これはどういう・・・」

「あれ? もしかして太宰さんから聞いてないの?」

「全くもって何も」

「全くあの唐変木はっ‼」

あ、国木田さん復活ですか?

「「お疲れ様です国木田さん」」

「声を揃えられると同情感が引き立つな・・・」

後から聞いた話では、国木田さんは解体されたわけではなく、与謝野医師から解説を受けただけだったらしい。

「国木田さん、これはどういうことで?」

「今回の試験内容は知っているか?」

「うん、谷崎さんがナオミちゃんを人質にとって、
そこに一般市民役として敦君が投入されて、自分の不幸話に気圧された谷崎さんの隙を見て国木田さんが異能力で出したワイヤーガンで谷崎さんの持ってる爆弾のボタンを手から離させて一件落着と思わせといて、ナオミちゃんが偽物の手で敦君の背中を押して爆弾のボタンを押させーー

「待て待て待て! 何でそこまで細かく知っているんだ⁉」

「いや、ほら、私、情報色々持ってるから・・・」

視線を斜め下に逸らしてしまった。

国木田さんは怪しみながらもため息をついて話を続けた。

「その人質役なのだが・・・」

(コクコク)

「太宰の提案によって店主が代わりにすることになった」

(ウンウン)



「ええぇぇーーーーーーーーーーーーーー‼‼⁉⁇」

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作品ジャンル:アニメ
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Wiyu(プロフ) - 続編行きました! 更に亀になると思いますが宜しくお願いします!!! (2018年9月23日 3時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» いえいえ気にしないでください( ´ ▽ ` )b (2018年8月29日 0時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - Wiyuさん» 読み返しました!変なこと言ってすみませんでした!! (2018年8月29日 0時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» 会話文は基本「」なので問題はありません (2018年8月28日 7時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - 最後の方夢主のセリフが「」になってますよ! (2018年8月28日 3時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Wiyu | 作成日時:2018年6月19日 17時

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