検索窓
今日:2 hit、昨日:34 hit、合計:244,699 hit

18杯目 ページ20

バタンッ

っはぁ〜〜〜〜。

びっ、びっくりした!

つうか私今頭沸いてるわ〜、ほんとクソ人間。

ほんとどうかしてる。

いくら女子校出身で、恋愛経験皆無で、男性に対しての免疫ないからって・・・

あれは無いわー。。

ダァーーーーーーくそったれーーーーー‼

勘違いも甚だしい!

(只今絶賛面倒臭いゾーン突入中)

「僕君に酷いことしたなー、いきなりバタンとか」

はあーーーーー・・・

ほんとお化け(男)のことなんか忘れちゃうわー・・・



あ"ーーーーー思い出してしまった!

だだだだだだだだ大丈夫、店の中なら安全安全。

あん、ぜ、ん・・・









キィー

「ぃらっしゃぃ・・・」

今私はカウンターに手を置いて目から上だけを出した状態だ。

弱ってます、今。

精神的にもう駄目です。

「なんとも弱々しい声だ」

そうなんですよ。

「あーなんだ僕君か」

そっかー芥川さんかー・・・

「・・・え?」

「僕のことをいつもはそう呼んでいるのか?」

「ーーーーー!」

まぁ何ということでしょー、そこには静かに笑っている

「え、あ、芥川さん・・・! なんで」

「先刻の呼び方で構わない。それと、敬語も使わなくていい」

「ーーじゃ、じゃあ。そうする・・・」

諦めろ、これはしつこく言われるパターンだ。




「まだあの男に怯えているのか?」

「うん。
無理、ここ一週間一人でトイレ行けない。
一人でお風呂入れない。
一人で寝れない。
いつも背中の後ろが気になる・・・」

「だから背中をずっとさすっているのか?」

「うん、癖みたいなもの・・・」

右手でずっと自分の背中をさすって、自分を安心させようとするこの癖。

怖い物見たら必ずやってる・・・

サスッ

「?」

気づいたら僕君が羅生門でカウンター越しに優しく私の背中をさすってくれていた。

「今は僕がここにいる。僕の羅生門は悪食、何が来ようと僕の敵では無い」

「ーーーうんっ」

トリップして良かったことの一つ。

それは僕君の意外な一面が見られたこと。

「お酒、飲む?」

「あぁ」

僕君は羅生門をしまった。

それから今日が終わるまで私が背中をさすることはなかった。

(今日はよく眠れそう・・・)

19杯目→←17杯目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (290 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
513人がお気に入り
設定タグ:文スト , 文豪ストレイドッグス , トリップ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Wiyu(プロフ) - 続編行きました! 更に亀になると思いますが宜しくお願いします!!! (2018年9月23日 3時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» いえいえ気にしないでください( ´ ▽ ` )b (2018年8月29日 0時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - Wiyuさん» 読み返しました!変なこと言ってすみませんでした!! (2018年8月29日 0時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» 会話文は基本「」なので問題はありません (2018年8月28日 7時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - 最後の方夢主のセリフが「」になってますよ! (2018年8月28日 3時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Wiyu | 作成日時:2018年6月19日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。