第236話：結論 ページ46
｢僕も犯人を煽らないように目立つ行動は避ける。動く必要がある時にはテツヤ、お前の手も借りるとしよう。
それでいいね？｣
｢…はい！ありがとうございます、赤司君｣
ようやく落ち着きを取り戻した黒子の声に、赤司も少しだけ漂わせていた緊張を解く。
無意識に眉間に皺が寄っていたようで、片手でその辺りを軽く揉みながら黒子と今後の行動について簡単に話し合う。
黒子の推理、導き出した結論については、Aには一切言わないことに決めた。
二人だけの秘密とし、必要になった時にキセキ達に話す手筈だ。
全員が全員｢隠していることを隠せる｣器用なタイプでは無いし、あからさまに守ることで敵を刺激したくはない。
なによりAを余計に怖がらせるようなことは避けたかった。
赤司は黒子に今日は早めに寝るように伝え、電話を切った後自身も就寝の準備を整える。
やるべきことは山のようにあるが、なんとなく、Aに早く会いたい、と思った。
黒子の手前目立つ行動は避けると言ったが、赤司も好きな人と付き合えたばかりの男子中学生、彼女から許可が出る限りならもうちょっと手を出したいし、関係や距離を縮めたい。
夜が明ければまた学校だ、息を着く暇も無いような忙しない日々だが、多少の障害があるほど恋は燃えるもの。
これに関しては依頼者にとっては想定外だろう。
赤司は警告に戦くどころか、犯人の特定とAとの恋愛に俄然乗り気になってしまった。
明日からはどんなあの手のこの手で、あらゆる敵の手から守りつつ、ガードは固いのに流されやすくて可愛らしい無垢な彼女を、自分の色に染めていこうかと。
そう考えると、口の端に少しだけ、抑えきれない笑みが漏れるのだった。
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Mae(プロフ) - ?? ??さん» わー！嬉しいコメントありがとうございます！遅くなりましたが続編もぜひお楽しみ頂けたらと思います！^^ (2022年4月19日 19時) (
レス) id: d276010101 (このIDを非表示/違反報告)
?? ??(プロフ) - つい一気読みしてしまいました、、くっそ面白かったです続き待ってます！！！ (2022年4月9日 21時) (レス) @page47 id: faab22f8d0 (このIDを非表示/違反報告)
Mae(プロフ) - ルカさん» お待たせしてすみません！汗楽しみに待っていて頂けて本当に嬉しいです！！(*ˊ˘ˋ*) (2022年1月20日 3時) (レス) id: d276010101 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - やはりMaeさんは神だ…！更新ありがとうございます！ (2022年1月16日 21時) (レス) @page46 id: e645865379 (このIDを非表示/違反報告)
Mae(プロフ) - ルカさん» 神！？笑コメントありがとうございます！書き溜めておりますので暫しお待ちを！かっこいい赤司くん書けるよう頑張ります(^^) (2022年1月8日 16時) (レス) id: d276010101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mae | 作成日時：2021年3月17日 2時
