141話 ページ12
時「それで俺等は若に聞いたんだ、何でこんなに優しくしてくれるの?って」
長「そしたら若は言っている意味が分からないという顔で私達に」
『家族を大切にして何が悪いんだ?』
長「と、仰いました。初めて家族と言ってくれた。初めて、大切と言われた。私達はその場で泣きました、初めて辛い、怖い、悲しい意外の感情で涙を流しました」
疾「その後も若は俺等に優しくしてくれました。勉学、スポーツ、多種多様なことを教えてくれました。俺等がいた人身売買の場所は後日若の母上により撃破されました」
研「...因みにレイのお母さんは警察のお偉いさん」
時「若の話は初めての物ばっかりだから毎日聞くのが楽しかったんだ〜」
疾「それから数年が経ち、俺等が小学生の時でした。俺等はある男子生徒達に呼び出されました」
長「そこで言われたのが何処で入手したのか私達が捨て子だったということでした」
時「それを伝えてあいつらは帰っていったんだ、でも次の日から今までの平穏は来なくなった」
木「何があったんだ?」
疾「俗に言ういじめです」
「「「!!!」」」
長「生憎拾ったのが若と知らなかったようでそいつらは若にも話しました」
疾「それを知った若は本気で怒りました」
『私の大切な家族を馬鹿にするな!』
『家族を馬鹿にする奴は絶対許さない!』
『お前らみたいな人の気持ちも考えないで悪口言ったり暴力ふるう奴友達なんかじゃない!』
疾「そう言って俺等の前に立ち、俺等の手を引いてその場を後にしました。その日から俺等には何もしてくることはありませんでした。でもその代わりにターゲットは若になりました。」
長「若はそんなこと全く気にしていなくて、いじめられているのに、それでも自分より私達を心配してくれました。若は」
『今の私じゃお前らを守れない、だからもっと強くなってお前らを守るからもう少しだけ時間をくれないか?』
長「と、言いました。私達は若の主張を尊重したく、頷きました」
時「その時から若は稽古に打ち込むようになった。何時間も何時間も、休憩の時間まで削ってた。それが仇になったのかな、若はある日倒れちゃったんだ」
疾「医師によると疲労が原因ということでした。医師も2、3日で目を覚ますだろうと言っていました。ですが若は2、3日どころか1ヶ月、目を覚ましませんでした。」
長「ある日、若のお父上は私達に話してくれました」
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カルボナーラ - 寂しがりやの泣き虫テディベアさん» これで多分大丈夫なハズ!他にもなんかあったら教えてネ! (2019年9月14日 18時) (レス) id: df2e555990 (このIDを非表示/違反報告)
カルボナーラ - 寂しがりやの泣き虫テディベアさん» アレ?間違ってた!?確認して直しておくネ!指摘アリガトウ! (2019年9月14日 18時) (レス) id: df2e555990 (このIDを非表示/違反報告)
寂しがりやの泣き虫テディベア(プロフ) - 夢主が入るのってAチームじゃないんですか? (2019年9月14日 14時) (レス) id: f70735f688 (このIDを非表示/違反報告)
カルボナーラ - アクリル絵の具さん» ww頑張って更新するヨ! (2019年9月14日 13時) (レス) id: df2e555990 (このIDを非表示/違反報告)
アクリル絵の具 - お復習ww←なんかツボッタ この作品大好きです!これからも読ませてください!!!更新待っています! (2019年9月14日 8時) (レス) id: ecb4eb53a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルボナーラ | 作成日時:2019年9月8日 23時