140話 ページ11
赤葦side
なんで俺sideなんすか、別に良いですけど
疾「先ず、知らない人もいると思うので言います。俺等3人は元捨て子です。」
「「!!」」
この事に驚いている人も少なくない。勿論俺も驚いている
疾「続けますね、俺等が拾われたのは若が5歳の時でした。拾われたと言っても俺等は裏社会の人身売買の身でした。若はそこで俺等を見つけ買い取ってくれました。」
菅「ちょっと待って、なんでレイが裏社会の人身売買をするところにいるの?」
長「若が後に教えてくれたんですが、若のお父上の仕事の相手が若のお父上に無理矢理行くようにしたそうです。その話に若は自分から行きたいと仰っていました。若のお父上も初めは若を連れていくのを拒みました。ですが若も退かず何がなんでも行くと仰いました。それで若のお父上は若の押しに負け連れていったそうです」
レイって何者?
黒「買い取ったってレイって何者?」
研「大手の会社の社長の娘」
松「つまり、お嬢様って訳」
黒「なるほどね」
疾「俺等3人は血も繋がっていなければ顔も名前も知らない、只の赤の他人でした。その時の俺等の目には光なんてものはありませんでした。」
時「俺等はただただ俺等を売った親を恨むことしか出来なかったんだ」
長「その時若は私達を見つけました。若の目は怒りに満ち溢れた顔をしていました」
疾「その後、俺等は誰かに買われました。その時は若に買われるとは思いませんでした」
長「買われると私達は先ず買い手に挨拶をするんです。」
時「そこで俺等は初めて3人顔を合わせたんだ。どんな大人が俺等を買ったんだろう、そう考えることしか出来なかった」
疾「でも挨拶をしに行ったら汚い大人ではなく、嬉しそうで悲しそうな顔の若と若のお父上がいました。」
長「若は見ず知らずの私達に向かって優しい顔でこう言いました」
『おかえり』
時「その時の俺等は全く言っている意味がわからなくて、でも若のその時の顔と「おかえり」って言葉でこの人達はさっきまでいた汚い大人とは違うって思ったんだ」
疾「その後、若は名前の無かった俺等に名前をつけてくれました、それに服や食事も与えてくれました」
長「普通の場合、服なんて与えません、食事も最低限度です。」
時「それで俺等は若に聞いたんだ、何でこんなに優しくしてくれるの?って」
長「そしたら若は言っている意味が分からないという顔で私達に」
231人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カルボナーラ - 寂しがりやの泣き虫テディベアさん» これで多分大丈夫なハズ!他にもなんかあったら教えてネ! (2019年9月14日 18時) (レス) id: df2e555990 (このIDを非表示/違反報告)
カルボナーラ - 寂しがりやの泣き虫テディベアさん» アレ?間違ってた!?確認して直しておくネ!指摘アリガトウ! (2019年9月14日 18時) (レス) id: df2e555990 (このIDを非表示/違反報告)
寂しがりやの泣き虫テディベア(プロフ) - 夢主が入るのってAチームじゃないんですか? (2019年9月14日 14時) (レス) id: f70735f688 (このIDを非表示/違反報告)
カルボナーラ - アクリル絵の具さん» ww頑張って更新するヨ! (2019年9月14日 13時) (レス) id: df2e555990 (このIDを非表示/違反報告)
アクリル絵の具 - お復習ww←なんかツボッタ この作品大好きです!これからも読ませてください!!!更新待っています! (2019年9月14日 8時) (レス) id: ecb4eb53a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カルボナーラ | 作成日時:2019年9月8日 23時