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番外篇 ページ44

「参話のその後」



−サスケVer.−









■ ■ ■ ■ ■









『私担当上忍に任命されたの』





全く予期していなかった事を告げられ、いくら俺でも普通に驚いた。





「暗部は」





当然両方となれば、今以上に忙しくなるのは目に見えている。





『そのまま続けるよ』





けれどAが自分で決めたこと。

俺が止めようが、何を言っても無駄だろう。





「そうか…まぁ頑張れ」





そんな考えもあり、素っ気なく言ってしまうが、これでも心配しているのだ。





『うん、ありがと』





「…」





『それだけ伝えようと思って。

じゃ、またね』





本当にこれだけだったのか。

Aは背を向けて自分の家へと向かおうとする。

俺とAは世間で言う“恋人同士”というもの。

しかしそれだけで、家は別々、飯も特に一緒に食おうとは決めていない。





いつもの事なのに、それがなぜか物寂しく感じ、

気付くとAの腕に手を伸ばしていた。





あとほんの少しでAの手に触れる。

そう思った時だった。





『そうだ』





Aが再び振り返るので、俺は慌てて手を引っ込める。





『どうしたのサスケ?』





俺の様子に首を傾げるA。





「…何でもない。

それよりまだ何かあったのか?」





それに対して何事も無かったかのように、俺は話を振った。





『そうそう、肉屋さんが沢山お肉をくれたの。

だけど私1人じゃ食べきれないから…



…って聞いてる?』





ところが、こんな焦ったのは久々で若干の動揺を隠せない。





「あ、ああ…」





そんな俺をやはり一瞬訝しがるも、分からないことを考えるのが面倒になったのか、直ぐにいつも通りになる。





『これから何か用事はない?』





「ない…」





『ならちょうど良かった。

行こっか』





「どこに」





『だから頂いたお肉一緒に食べてくれるんでしょ?

私の家だよ、ご飯作るから』





「そ、そうか」





『変なサスケ』





そう言って笑ったAは、

先程Aの腕を掴もうとした俺の手をとり、歩き出した。

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NAO - ユウさんのこのお話がものすごくよかったのでまたお願いします (2022年7月2日 16時) (レス) id: 3debc04b40 (このIDを非表示/違反報告)
NAO - になって再会したと言うようなお話を書いてほしいですそしてすごくチートな感じでサスケが左目輪廻眼のように妹は右眼輪廻眼左目永遠の万華鏡写輪眼というような感じのを書いてほしいなと思いましたお話が長くなるのは個人的にはすごく嬉しいのでお願いします (2022年7月2日 16時) (レス) id: 3debc04b40 (このIDを非表示/違反報告)
NAO - すごく楽しく読まさせていただきました!こーいうお話ないのかなって探していたのもあったので見つけた時はすごく嬉しかったです!!!!それで、リクエストをしたいのですがサスケの双子の妹で時代がナルト達が大人になってボルト達の時代のお話でサスケの双子の妹が暁 (2022年7月2日 16時) (レス) @page46 id: 3debc04b40 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。私もずっとお話を考えていただけあって寂しいですが、また次の作品を頑張っていこうと思っています^^美桜さん、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました! (2017年11月12日 16時) (レス) id: cd8c9dfa3b (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 完結はおめでたいですが、何となく寂しいです…!癖で、隠しごと -拾- の更新がされてないかを見に来てしまう今日この頃です(笑) (2017年11月12日 15時) (レス) id: 75558905fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユウ | 作成日時:2017年10月24日 23時

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