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ラップ36 ページ38

一郎side


奏音『皆さんと過ごす毎日が楽しくて、幸福で絶対に手放したくなかった。だから、このまま女であることを隠してずっと一緒にいたかった』


左馬刻「……」

一郎「……奏音」


奏音『やっと、自分の居場所が見つかって…嬉しかったから。でも、結果騙してしまって申し訳ないです………ごめんなさい』


奏音は申し訳なさそうに…

ふらっと立ち上がり頭を下げる


その姿は弱々しくて…


乱数「……」


てか、



一郎「………俺ら、仲間って言ったよな」

奏音『………え』

一郎「例え。お前が女だったとして、何が変わる?変わることなんて何にもないんだけどな」

奏音『で、でも………わたし、女で……貴方たちを騙してしまって……あの』

左馬刻「ごちゃごちゃうっせぇんだよっっ!!仲間っつってんだ、それでいいだろ!?」

乱数「ほらね、言ってたでしょ?奏音くん、いや…違うね。何も怖がることなんてないよ」

寂雷「これからも、共にラップしましょうか。私たちが貴女の居場所になっているなら、ここにいることで貴女が救われるのなら、それでいいではないですか」

一郎「てか、お前のこともっと教えろ?もっと知りたい、これって仲間だからそう思うだろ?一緒にいて楽しいし、もっとラップしようぜ」



まさか、こんなこと言われるとは

予想もしてなかったんだろう


初めて会った時のように…

目を見開く


奏音『………っ』


涙を溜めた瞳を、向け…



奏音『………っ、Aって、いいます……』

左馬刻「名前か?」

奏音『うっ…………っ、そうです』

乱数「ふふふ、いい名前じゃんか」

寂雷「そうですね」


俺たちが微笑みかけると、

奏音……いや、Aも笑った




一郎「……改めて、A。これからよろしくなっ!」









奏音『……………っ、ありがとう…ございますっ!よろしく、お願い、しますっ!!!』

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ちょこ(プロフ) - 月華姫さん» ほんとですね…ご指摘ありがとうございます!これからも、精進します! (2019年5月3日 9時) (レス) id: 755fd42567 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - 初めまして!ラップ11にて誤字報告。一郎の台詞「左馬刻さん、【絵柄】っすよ?」で【笑顔】です。此れからも応援しています(^^)vではまたっ♪ (2019年5月3日 6時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょこ | 作成日時:2019年5月2日 20時

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