ラップ35 ページ37
一郎side
奏音『黙って、て………ご、めんなさい』
奏音が震える声で言う
乱数「……ボク、気づいてたけどね」
寂雷「なら、なんで言ってくれなかったんですか?」
乱数「黙ってて欲しいって言われた」
寂雷「…どうして」
俺たちの視線が
ただ、奏音一点に向く
奏音『……怖かったんです』
近づいた乱数に拘束を解かれ、
奏音はその場に座り込んで下を向いたまま言う
奏音『わたし……やっと、仲間ができて嬉しかった…』
そして、話し出した
奏音『わたし……ずっと、今まで学校のクラスメイトたちから嫌がらせを受け続けていて。高校でそれがエスカレートして行きたくなくて。姉や祖母に相談して、学校側と蹴りをつけてテストだけに。優秀な成績を取れれば進級出来るようにしてもらって…』
これは、今まで1度も話してくれなかった
奏音のこと…
奏音『家でも、窮屈すぎてこんな所から逃げ出したいって…そんなある日に出会ったのがラップで。でも、父がそんなもの許してくれるはずなく。父には学校のことも全て隠してます。わたしはやっと自分の夢中になれるものが見つかって嬉しくて、ラップしたくて男装しました』
奏音『最初はすぐバレるだろうって思ってたけど。意外とバレなくて…そして、そのままラップして、幸せな日々だった……そして、貴方たちに出会いました。』
そう話す奏音は………
泣いていた
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ちょこ(プロフ) - 月華姫さん» ほんとですね…ご指摘ありがとうございます!これからも、精進します! (2019年5月3日 9時) (レス) id: 755fd42567 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - 初めまして!ラップ11にて誤字報告。一郎の台詞「左馬刻さん、【絵柄】っすよ?」で【笑顔】です。此れからも応援しています(^^)vではまたっ♪ (2019年5月3日 6時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこ | 作成日時:2019年5月2日 20時