5人目のT.D.D！？PART1【ヒプノシスマイク】

ラップ19 ページ21

一郎side


奏音『今日は何もしないんですね』


今日はなんもすることが無い

左馬刻さんの事務所に、俺と奏音がいる


奏音『左馬刻さんは？』

一郎｢もー少ししたら来るんじゃないか｣


ソファに身を小さくして座る奏音


一郎｢緊張してるのか？｣

奏音『えと…こういうとこ、初めてで』


左馬刻さんはヤクザだ

ここに通される前、左馬刻さんのヤクザ仲間の部下たちと会ったからだろうか

少し緊張気味に見える


左馬刻｢よ〜来てたか｣


と、左馬刻さんが来た


一郎｢お疲れ様っす｣

左馬刻｢おうよ｣


左馬刻さんがこちらを見て、奏音の方を向く


左馬刻｢ん？｣

奏音『………』

左馬刻｢はっ、ビビってんのか？｣

奏音『へっ！』


図星だな


左馬刻｢ここのヤツら、安心しろや。何もとって食わねぇよ、女じゃあるまいし｣

奏音『………』

左馬刻｢いざって時はヒプノシスマイク使えばいいし、俺様たちがいる｣

奏音『そうでしたね』



ふわっと微笑む奏音


奏音『初めての空間だったので、少し驚いてしまってました』

一郎｢いずれなれるよ、奏音｣

奏音『ですね』


しかし、今日は何もすることがないな……



そう考えた時ー



バタンッ！！！





｢｢『っ！？』｣｣


乱数｢やーやー、みんな今日は海にいこーよー｣




突然扉が開け放たれ


乱数が唐突に、海を提案してきたのだった

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