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でっかい図体して、なにやっとんじゃ。ワレ。
御幸「もっと……」
きゅーん。
かわいい……かも。こういうとこ、あんだ？
御幸「オレのこと好きんなったら、ちゃんと言ってくれんの？お前」
A「ん？」
御幸「騙して付き合ってるだけで、今ただの片想いだから……。結構、ガッコはきちぃ」
A「あ〜」
そっか。
御幸「……小湊なに？」
A「は？」
御幸「2人しか知らないなんかあんじゃん」
A「うーん」
腰に回ってる腕が力を増して、御幸は顔を芝生に埋めた。
A「御幸は……。私のどこがいいの？相変わらず私にはよく分からない」
御幸「そ」
A「いや、なんか、甘い言葉がほしいとかじゃないよ？ホントに普通に分かんないんだよ」
御幸「そ」
A「ずっとって、いつから？」
御幸「んー？1年の時の……」
A「は？！」
御幸「4月？5月？」
A「はあああ！？」
何を言ってんだこの人？申し訳ないけど、その頃は私の方が御幸をまだ知らない！
私が御幸を知ったのは、せいぜい、雑誌に載ったって騒がれた夏くらいのことで。
御幸「1番初めに名前覚えて、それから……、なんか
A「合うわけないじゃん！クラス違うし！」
御幸「オレ、クラス違くても目合うからな。ハッハッハ！」
A「他にもいるでしょ、目が合わない子なんか！」
御幸「こっちが見てて、全然合わないヤツはいねぇよ……」
コイツ……。
A「じゃ、物珍しかっただけだ」
御幸「初めは……そうかもな」
御幸はゴロンと元に戻った。
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作者名：ほさつ1秒83 | 作者ホームページ：https://twitter.com/hosatsu1_83
作成日時：2020年9月4日 16時
