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恋をはじめます ページ40

昼休み終了ギリギリに戻ってきた御幸と倉持は、教室入るなり、「やべ〜腹減った!」とか言っている。

同じ生き物として全く理解しがたい。

食べても食べても太らないねぇ。

こっちはさっきまで麻耶師匠にクビレ体操とやらをやらされて死にそうになってるって言うのに。
腹立つ!


腹立つから目を合わさない。

感覚の目で御幸がめっちゃこっち見てるのは感じるけど、なおさら見ない。



倉持「いや、お前、十分嫌われることやってるからな?」

とか、倉持が言ってるのも聞こえてる。
弱ったワンコのフリでもしてるのかな。

みんなの前でしおらしくしてたって、どうせアレでしょ?!2人きりになったら!




2人きりになったら……。





いや、私。
2人きりになったら何よ。何考えてんの。


顔、熱い。




ああ……。



やばいどうしよう。



顔、見たくなってきちゃった。



ドキ……ドキ……ドキ…ドキ…。



ほんのちょっと、


ほんのちょっとチラッと見て、すぐ戻ればバレないかな。


ドキ…ドキ…ドキドキドキドキ




私の席は廊下側で、列は私の方が後ろだから、全然不自然じゃないし、
授業始まるから、少ししてからさりげなく見ればあっちは分かんないはずだよね。


ドッドッドッドッドッドッドッドッ



御幸を好きになってしまった。




ホントは1日中、うっとり見ていたい。




今までは、同じクラスにいるって言ったって、偶像だと受け止めてきたから、盗み見しようなんて思わなかったけど。


ドッドッドッドッドッドッドッドッ


ちょっとだけならいいかな。


ドッドッドッドッドッドッドッドッ


ほんとにほんのちょっとだけ……。


ドッドッドッドッドッドッドッドッ


私はチラッと御幸を見た、



はあぁぁぁぁぁぁあーーーーー、

後ろ姿を見るだけでキュンがヤバい。
すぐさま両手で顔をおおう。


ドトドドドドドドド


今日は特にヤバい。

さっきだって、目を合わさないようにしてたのは、いつもと違うメガネかけてない御幸の殺傷能力を思えば、当たり前の防衛策だったわけで。

自分がどんな顔で腑抜けるか、想像がつかない。


みんなの前では絶対にデレたくない。恥ずかしすぎる。

A、御幸の前だと乙女じゃん、なんて死んでも思われたくない。

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ほさつ1秒83 | 作者ホームページ:https://twitter.com/hosatsu1_83  
作成日時:2020年9月4日 16時

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