ダイア派のリーダー ページ6
その言葉は今の状況からしたら、救いの言葉にしか聞こえなくて、
聞き間違いではないかと再び目を上げると
金髪の背の高い男の人が甲冑の人の肩を叩いていた。
「…センラか、♢派のリーダーとしてこいつを殺すかどうか決めていいぞ」
「だから、話聞きーやって。
この子、今シーズンの「景品」やないの？」
…助けてくれたと思ったら人のこと景品とか言っちゃってくれてる気がする。
「…あのっ、景品ってな、」
問いかけをしようとした時
「なっ、景品がほんとに外部から来たというのか？」
甲冑の人に言葉を遮られ、届かなかった
「いや、だって派閥に所属してるような服装でもないし、
そもそもこの子、派閥のことも分かってないんとちゃう？」
「それだったら至急、マスターに確認してくる。
そこのお前、私が帰ってくるまで動くんじゃないぞ。」
突然指を刺された
「えっ、はい！わかりました！」
咄嗟に返事をすると、甲冑の人は踵を返しどこかへ去っていった
「危ないところやったねぇ、君僕が来ないと殺されてたよ〜」
金髪の人が目線を合わせて話しかけてくる。
片側だけ髪の毛が伸びてるのはオシャレみたいなもんか、
スーツも黒と黄色を基本とした大人っぽいデザインで、、
♢派のリーダーって言われてた気がする、
「あのっ、助けて頂きありがとうございます。
それと、立つの手伝ってくれませんか？、」
そうだ。なんやかんやあったが私の目的は立ちたかっただけなのだ
「ええよ〜、ほら」
手を差し伸べられ、そっと手を差し伸ばすと、
グイッと彼の方に引かれた
「わっ、」
バランスを崩すも背中に手を当てられ転ぶことは無かったが、
お互いの顔はおでこがぶつかりそうなほど近くて見つめ合う形になる。
マジマジと見つめられてとても恥ずかしい、、
「あのっ、ありがとうございま、」
ここに来て言葉を遮られるのは何度目だろう。
「ほんとに景品だったら、今シーズンは残念やなぁ」
少し口角をあげてつぶやく彼は、
とても綺麗な目で、とても汚い言葉を吐いた。
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カシューナッツ(プロフ) - せんぶり茶((こたぬきさん» 本当ですか…！良かったです;;考え方的にもいちばんクラブが穏やかですよねw (2020年5月10日 22時) (
レス) id: ce13abbe74 (このIDを非表示/違反報告)
カシューナッツ(プロフ) - あかなさん» ありがとうございます…！続編もどうぞお楽しみください…！ (2020年5月10日 22時) (レス) id: ce13abbe74 (このIDを非表示/違反報告)
せんぶり茶((こたぬき - すごく面白かったです！！ 私はクラブ派だなー (2020年5月10日 12時) (レス) id: 8f7fc2a813 (このIDを非表示/違反報告)
あかな - 初めて小説で一気見してしまいました。。。本法に面白かったです。続編も楽しみにしてます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 538da1fbd2 (このIDを非表示/違反報告)
カシューナッツ(プロフ) - 澪華さん» わわっ！;; カジノだと普通のルーレットかなと思われると思っていたので気づいていただけてとても嬉しいです;; (2020年5月8日 1時) (レス) id: ce13abbe74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カシューナッツ | 作成日時：2019年10月9日 22時
