私部屋ができたらしい ページ26
「お前、そんなやつれてどうしたんだ」
「マスターぁぁぁぁぁああああ、、
なんか半日で心の色んなところが削られました、、、、、」
今はマスターの部屋。
坂田さんのところから出て来た時、ちょうどマスターがいて部屋まで連れてってくれた。
ダージリンがこんなにあたたかいと感じたのはいつぶりだろうか。
…先生がいれてくれたこともあったな。
やっぱり少し間が空くと考えるのは先生のことだらけで
「そう言えば、お前の私部屋出来たぞ。」
感傷に浸っていると聞こえたその言葉。
「…ほんっとにありがとうございます。
今すぐ連れてってください」
おでこに手を当てた状態から起き上がりマスターの方に向き直る。
「一応、どこの領土にも空きがあったが1番希望が厚かった
♤派の領土にお前の部屋を作っておいたぞ。」
…ありがたい。部屋を作っていただけるなんて。
けれど嘘であって欲しい。
他の派閥のところにある上にいちばん話したことの無い♤派のところなんて、、、
「志麻さんが私の部屋作っていいって言ったんですか、」
「むしろ、つくるなら俺のとこにって自分で買ってでたぞ。
…不満なら私との共同でも構わないが。」
少し項垂れたマスターにそうさせてください。なんて言えなくて
「いえ、嬉しい限りです。。」
なんて笑顔を張りつけた
_________
今いるのは♤派の領土。初めて来る場所は緊張するもので、思わず周りを見渡す。
…志麻さんが案内してくれるって言ってたマスターは信用できるのか。
志麻さんの第一印象は言い合いしてたり、派閥の人達に命令してたりと
少し怖い、くらいだろうか。
まあ、私を陥れようとした人や
サイコパス的な怖さを持った人、
人をいらつかせるあの人より余程印象はいいが。
「…Aさんですか、？」
後ろから呼ばれた名前に振り返る。
腰が低めの彼はラフな格好をしており、志麻さんではなかった。
「…はい？どちらさまで、」
「よかったです！
志麻様がお呼びですのでこちらへ！」
なんて背中を押されながら前へ歩いていく
「えっ、ちょまっ、志麻様？？？？
志麻さんの事だよね、え、あなた誰？？？」
後ろに首を向けると
「僕は志麻様の下っ端です！！！！
ここが志麻様の部屋ですので！！！！」
なんて、随分勝手に連れてきた割にそくささと帰っていく。
連れてこられたのはうらたの自室とよく似たところだった。
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カシューナッツ(プロフ) - せんぶり茶((こたぬきさん» 本当ですか…！良かったです;;考え方的にもいちばんクラブが穏やかですよねw (2020年5月10日 22時) (
レス) id: ce13abbe74 (このIDを非表示/違反報告)
カシューナッツ(プロフ) - あかなさん» ありがとうございます…！続編もどうぞお楽しみください…！ (2020年5月10日 22時) (レス) id: ce13abbe74 (このIDを非表示/違反報告)
せんぶり茶((こたぬき - すごく面白かったです！！ 私はクラブ派だなー (2020年5月10日 12時) (レス) id: 8f7fc2a813 (このIDを非表示/違反報告)
あかな - 初めて小説で一気見してしまいました。。。本法に面白かったです。続編も楽しみにしてます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 538da1fbd2 (このIDを非表示/違反報告)
カシューナッツ(プロフ) - 澪華さん» わわっ！;; カジノだと普通のルーレットかなと思われると思っていたので気づいていただけてとても嬉しいです;; (2020年5月8日 1時) (レス) id: ce13abbe74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カシューナッツ | 作成日時：2019年10月9日 22時
