睡魔 ページ23
うらたさんにピンバッジを付けられそうになった。
なぜなのか分からず、逃げてきた。
私は先生が好きで、うらたさんからあれを付けられるとギャンブルで負けてしまう。
マスターの言葉を思い出した
自分がギャンブルで勝ちたいから、?
でも、ギャンブルが嫌いだって、言ってた。
私が邪魔だったの…?
思い出してみれば、思い詰めたような顔をしていた。
♧派のリーダーとして何十人を従える人として勝たなければいけないという責任があるのだろうか。
強引に迫るあの目は少し怖かった。
先生の元へ帰らなきゃ行けない私を、
無理やり、♧派にして閉じ込めようとした。
…うらたさんは少し、信用出来ないかも。
胸に残る黒いモヤモヤ。
…けど、それより気になるのは
「超絶眠いのに、私ってどこへ行けば、」
♧派の領土といったか、ここは
扉を抜けると見慣れた廊下へと出たが船内地図のようなものもないし、
うらたのように自室が用意されてる訳でもない。
行き場所がなくふらふら歩いていくと意識が遠のく。
目の前がぼんやり暗くなるとその場に座り込む。
体感からしても深夜なのか人通りはない。
こんな時に現れてくれるヒーローみたいな人はいないのか、と思ったその時
「Aちゃんやん、どしたん。」
発泡酒を片手に持った赤いスーツの彼がいて、
何故か少し安心した私は彼の目の前で意識を手放した。
881人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カシューナッツ(プロフ) - せんぶり茶((こたぬきさん» 本当ですか…!良かったです;;考え方的にもいちばんクラブが穏やかですよねw (2020年5月10日 22時) (レス) id: ce13abbe74 (このIDを非表示/違反報告)
カシューナッツ(プロフ) - あかなさん» ありがとうございます…!続編もどうぞお楽しみください…! (2020年5月10日 22時) (レス) id: ce13abbe74 (このIDを非表示/違反報告)
せんぶり茶((こたぬき - すごく面白かったです!! 私はクラブ派だなー (2020年5月10日 12時) (レス) id: 8f7fc2a813 (このIDを非表示/違反報告)
あかな - 初めて小説で一気見してしまいました。。。本法に面白かったです。続編も楽しみにしてます! (2020年5月10日 1時) (レス) id: 538da1fbd2 (このIDを非表示/違反報告)
カシューナッツ(プロフ) - 澪華さん» わわっ!;; カジノだと普通のルーレットかなと思われると思っていたので気づいていただけてとても嬉しいです;; (2020年5月8日 1時) (レス) id: ce13abbe74 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カシューナッツ | 作成日時:2019年10月9日 22時