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夏目「いってきまーす」

本日は日曜日で学校は休み、夏目は最近太った彼の用心棒のニャンコ先生と散歩に出掛けたのだった


___________


夏目「結構深い所まで来たな」

ニャンコ先生「まったく、だらしないぞ夏目とっとと歩かんか」

「ナツメ?」


夏目「!先生…今の声」

ガサガサ


木々の擦れる音に吃驚した夏目とニャンコ先生は音のした方を見た
じっと見ていると、髪の長い美しい妖が木の影から姿を見せた


鞠「こんにちは、夏目。
あら、髪を切ったの?それも良くお似合いだわ

さぁ、約束通りあなたに逢いに来たわ」

夏目「!逢いに来た…?
待ってくれ、俺はレイコさんじゃない」

鞠「嘘よ。その顔にその匂い…忘れる筈も無いわ」


夏目「いや…俺は夏目貴志だ。
レイコさんの、孫なんだ」

鞠「孫…?」

鞠は孫だと言い張る夏目をしっかり見るため、木の影から顔を出した
あまりの美しい妖に、夏目は頬を染めた

夏目「レイコさんを、知っているのか?」

ニャンコ先生「お前、江戸の毛倡妓じゃないか」

鞠「???どちら様でしょうか」

夏目の話を無視ししてしまい、ニャンコ先生の顔をじっと睨みつける様に見つめる鞠

鞠「斑さま…でございますか?」

ニャンコ先生「よくわかったな」

夏目「先生、この妖は…?」

ニャンコ先生「遠い友人さ
鞠よ。よく聞け」


ザァァアア…ッ



鞠「!………そう、レイコは…っ
なんて…、なんて短いの…っ!


人の生は…っっこうまで脆いの?」


俯いてポロポロと涙を零す鞠に、夏目はハンカチを渡した
それをお礼を言って受け取った鞠は、涙を吹いた

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茶々丸*(プロフ) - ライさん» ありがとうございます (2018年10月2日 7時) (レス) id: 6a9e004900 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 茶々丸*さん» 大丈夫ですよ!首を長くして待っています(笑)頑張って下さいね!♪ (2018年10月2日 1時) (レス) id: 8257af6c7f (このIDを非表示/違反報告)
茶々丸*(プロフ) - ライさん» フェアリーテイルの小説の方は、本当にごめんなさい。とある事情があり、また日を改めて書かせていただきますので、少々お待ちください (2018年10月1日 23時) (レス) id: 6a9e004900 (このIDを非表示/違反報告)
茶々丸*(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます!楽しみにしていただけるなんて、とても光栄なことに存じます。頑張らせていただきますね! (2018年10月1日 22時) (レス) id: 6a9e004900 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 初コメです。このお話大好きです。更新楽しみに待ってます。これからも小説頑張ってください。 (2018年9月27日 12時) (レス) id: 8a1414f174 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茶々丸* | 作者ホームページ:http://sakuya.uranaituku-ru  
作成日時:2018年9月19日 20時

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