【夏目友人帳】 虜にしてしまいます

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鞠「これも、何かの導きかもしれないわね
ねぇ、夏目」


夏目「友人帳に、名前があるね。
今かえすよ」


鞠「友人…？あぁ！私、そう言えば名前を取られていたのだったわ」


ちーん


ニャンコ先生「安心しろ夏目、こいつは元からこうなのだ」


鞠「構わないわ。夏目さま「そして人の話も聞かん」名前はあなたが持っていてくださいな｣


夏目「あ、あぁ…え？」


鞠「うふふ。その名前はね？
レイコが付けてくれたのよ」

レイコが付けたという彼女、今まで記憶の中で見てきたレイコの様子では、とてもそうは見えない
しかも、鞠というとても綺麗な名前を、一体彼女が本当に与えたのか

ニャンコ先生「なにぃー！？」

鞠「可愛らしい名前でしょう？
レイコは私に鞠という名を与えてくれたの
だから、もう暫くは孫であるあなたにも、この名前を持っていて欲しいわ

何時でも私を呼んでね」

そう言って、その日は森の出口まで見送った
鞠は暫く、夏目のそばをウロウロとする様とのこと

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