episode19〜隠れた素性〜 ページ20
(う…、ここは?)
気がつくと、私はネグリジェに着替えていて、ベッドの上にいた。
ユ「あの、気がついた?」
声のした方を見ると、ユイちゃんがベッドの縁に座っていた。
私「ユイちゃん…私は一体…」
戸惑っていると、ユイちゃんは微笑んだ。
ユ「アヤトくん達から吸血されて、気を失ってたの。それでアヤトくんが、部屋に連れてくって言って、今に至るというわけだよ」
私「そうだったんだ…」
私はうつむいた。
まだ体のあちこちが痛い。
しばらく黙りこんでいて、やがて思い出した。
私「ユイちゃん!あの、アヤトくん達は吸ってから何か言ってなかった?」
ユイちゃんはしばらく考え込んでいて、やがて顔を上げた。
ユ「アヤトくんから言うなって言われたけど、Aちゃんに言います。貴女が気を失ってからの話を…」
以下、話はこうだった。
〜Noside〜
レ「なるほど。これは確かにアイツの血が流れてますね」
ラ「それ、僕も思ったよ。この子の味、ビッチちゃんと違うし。けど…」
カ「香りは彼女と全く同じです…ただ、少し味が濃い気がしました」
シ「コイツの血の味が変わるのはわかった。けど…」
ス「アイツの血が流れてるの、気づかなかったぜ?アヤトもそうだろ?」
ア「あぁ、最初は気づかなかった。けど、コイツの血ぃ吸いまくって気づいたんだ。Aには間違いなく、親父の血が流れてる」
ラ「なるほどね〜アヤトくんはその意見に根拠あるの?」
ア「根拠?んなもんあるかよ。ただの勘ってヤツだ。けど、間違いねぇ」
レ「では、これからどうするのですか?」
ア「決まってんだろ!親父をぶっ倒して、Aを救う!」
シ「…そんなの無茶に決まってるだろ。アイツの力は強大。俺たちじゃ太刀打ち出来ない」
ス「そうだ、アヤト諦めろ」
ア「諦められっかよ!Aは俺にとって大切な存在なんだ!Aは、俺が守ってやるんだ!」
〜〜〜
ユ「それで話し合った結果、万全に支度を整えてから、アヤトくんたちのお父さんを倒しに行くことなったんだ」
私の頬から、涙が落ちた。
アヤトくんにそんな風に思われていたと知って嬉しくて。
泣きじゃくっていると、ユイちゃんは微笑み、私の手を握った。
ユ「私、思ったんです。多分、アヤトくんはAちゃんのことが好きなんだと」
え?!
びっくりして顔を上げると、ユイちゃんが力強く笑った。
ユ「私、Aちゃんのこと応援します!」
私も力強く笑った。
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くろ(プロフ) - ダークムーンさん» コメントありがとうございます!更新はチマチマになりますが、気長に待ってていただけるとありがたいです!応援よろしくお願いします! (2017年10月23日 22時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
ダークムーン - とても面白かったです次の更新を楽しみにしています (2017年10月23日 22時) (レス) id: 64bccd7333 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 桜月 緋夜(←暫くこれに。元 静香)さん» コメントありがとうございます!ヘタな終わり方ですみません!本編を楽しみにしてくださっている方がいると思い、こういう終わり方をしました。また番外編第2弾を作る予定です!本編も番外編第2弾も楽しみにしていただけると幸いです♪ (2017年10月18日 6時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
桜月 緋夜(←暫くこれに。元 静香)(プロフ) - 番外編完結おめでとうございます!本編が気になって来ますね。更新されるのをいつでも待ってます♪ (2017年10月17日 22時) (レス) id: ee1d551d46 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - サイコハルさん» コメントありがとうございます!喜んでくださってなによりです!これからも応援よろしくお願いします! (2017年10月3日 18時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
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