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By your side_76 ページ32

大方、跡部のせいだろうけどこのテニス部にはマネージャーと言うものはいない

では、誰がそれをするのかと言うとほとんどが昇格を諦めて、それでも此処に居座る部員がする

この状況は最近、特に多くなってきているようで業務としては円滑に行われている

そんな慣れた彼等に一度、作り方を聞き私は仕方なくマネージャー業を一日限定ですることになった



「…練習してきては?」

『い、いや…俺達は』

「使えるものは使えばいい…少なくとも、私は

コート眺めなら準備する貴方達より倍以上早く人数分用意できる

出来る時ぐらい必死に頑張ればいい、運がいいのか…今日のレギュラーは未来の後輩のお守りで

貴方達より緩ーくしか練習してない…絶好の機会ね」



そう言えば、申し訳なさそうに私に道具を預けてコートの方に走って行った

数はかなりある…でも、もう作り方は聞いたから後は作業だ…すぐ終わる

暫く、作業をしていると榊先生が水の入ったペットボトルを持ってやってきた



「一人でしているのだな」

「今日限定マネージャーですから…やるべきことはやり切ります

……それにしても何か、可哀想ですね…あの人達……でも、凄いですよね」

「何故そう思う?」

「出来なくても足掻くなんて

それだけ、これが好きなんでしょう?

執着して、必死に食らいついてるんでしょう?この場所に居場所を持って

ああ言って、まだ諦めがついてなんだから…往生際が悪くて凄いです」



話の片手間に作っていたスポーツドリンクはすべて出来上がっていた

タオルと共に所属人数ごとに籠に詰めて運ぼうと持ち上げようとすると

先生がそれを取り上げて

代わりに私にさっきのペットボトルと一番軽いレギュラー用の籠を渡した



「一日マネージャーとは言え、レディに重い荷物を持たせるのは失礼だからな」

「ちょっと惚れかけましたよ、先生」

「よしてくれ」

「冗談です

お水ありがとうございます」



籠を持って彼等の元に戻れば

思ったより疲れ果てた全員の姿があった

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零夜&李香(プロフ) - mikuruさん» 李香:コメントありがとうございます! 零夜:好きな作品だなんて血反吐はいて喜びそう 李香:その表現方法どうなん?侑士さん最推しなんですね!そのような方に喜んでもらえるなんて…零夜お前幸せ者よな 零夜:本当にな…これからも遅いかもしれませんが頑張ります (2018年11月8日 2時) (レス) id: 4fd843b594 (このIDを非表示/違反報告)
mikuru(プロフ) - 初コメント失礼します。いつも更新される度読んでいてとても好きな作品です!侑士最推しなのですごく嬉しいです!続編おめでとうございます、これからも頑張ってください! (2018年11月2日 7時) (レス) id: 3adb658af9 (このIDを非表示/違反報告)
零夜&李香(プロフ) - あっくんLOVEさん» 李香:お祝いありがとうございます…! 零夜:ぼちぼち、更新頑張っていきます 李香:ぼちぼちじゃなくてバリバリ頑張ってどうぞ 零夜:何で、コイツこんなに私にスパルタなんだよ… (2018年10月20日 2時) (レス) id: 4fd843b594 (このIDを非表示/違反報告)
あっくんLOVE - 続編おめでとうございます!更新頑張ってください! (2018年10月18日 18時) (レス) id: b3c0e9a558 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零夜&李香 | 作成日時:2018年10月18日 17時

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