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｢…ッハァ…はぁ……っう、｣
ヤバい、ヤバいヤバい。しくじった。相当しくじった。あれから腕が折れた少年や片足を火に晒して皮膚が焼けただれた老人、転んで膝を擦りむいた少女など、重度から軽度にまで渡る人たちの傷を癒して回ったが、いよいよ魔力切れを起こして頭痛吐き気目眩の3点セットが襲ってきた。そんな中私は、おそらく戦争の兵器と化した魔法使いの化け物たちに追われていた。
｢〜〜〜あ〜ムリッ、｣
私のバカ！もうちょっと早くに切り上げて帰ればよかったものを…！次から次へと見つけて帰るにも帰れなかったというか…見捨てることができなくて…
｢……っ、アッっ…！！？う、ッ……っ｣
右足のふくらはぎ辺りに激痛が走る。切り込まれたような…そんな痛み。だけど立ち止まる訳には行かないと歯を食いしばって帰るための扉に向かって走る。あっ、見えてきた！もう少し…！！
今までにないほどのスピードで駆け走る。よし！ドアノブ！掴んだっ！
勢いよく捻って開け飛び込むように中に入りバタン！と音を立てて閉める。
はぁ、はぁ、と肩で息をしてずるりと扉に背を預け座り込んだ。
その音と様子にビクッと驚き目を丸くさせるカルシファー。
｢ウワッ、びっくりした。…だ、大丈夫か？｣
｢……なんとか…………｣
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遊ちゃん_SKZ(プロフ) - 続きが気になる....！！ (2023年1月24日 6時) (
レス) @page6 id: fe8355afed (このIDを非表示/違反報告)
甘味(プロフ) - マヤさん» ありがとうございます！！ぼちぼちまた更新再開しようと思ってるので頑張りますね…(^^*) (2019年8月16日 23時) (レス) id: 5f80f90127 (このIDを非表示/違反報告)
マヤ(プロフ) - とても面白かったです！更新楽しみにしてますね(o^^o) (2019年4月21日 8時) (レス) id: d7a9b15609 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘味 | 作成日時：2018年12月9日 19時
