解釈違いです！！！2 (ページ31)

今日:20 hit、昨日:25 hit、合計:20,241 hit

幸せな一時ページ31

Aside

ジェ「あ！シリウスそれ僕が取っといたお菓子なんだけど！！」

シリ「名前書いとかねぇ方が悪い」

ジェ「なんだと！！」

2人新たな住民を迎えてからはや数日

最初こそ状況が整理しきれてないシリウスやリーマスは困っていたものの
慣れてしまえば学生時代に戻ったような時が流れる

僕のお菓子シリウスが食べた！！と騒ぐジェームズ

わざと煽るような言葉で返すシリウス

お母さんのようにそれを止めるリリー

苦笑いを浮かべながら眺めているリーマス

その何気ない少し…
否､だいぶ騒がしい音をBGMにお菓子を作る

リマ「A､なにか手伝うことあるかい？」

A『んー､じゃあ生クリーム泡立てて』

『あの3人はもういいの？』とリーマスに必要な物を渡しながら問えば

「ふふ､こっちで手伝っていても声は聞こえるだろう？」と杖を出しながら答える

リマ「今日は何を作るんだい？」

A『ガトーショコラ
ちょっと食べたくなってね』

リマ「食べたくなって作れるって凄いよね
我が恋人ながらに尊敬するよ」

A『リーマスも食べたいものあったら言いなよ〜？
尊敬される人として作ってあげよう』

そうふざけ合いながら作っていると

キッチンカウンターにお騒がせな2人が甘い匂いに誘われてやってくる

ジェ「何作ってるの？」

A『ガトーショコラだよ』

シリ「ほー…
あ､おいリーマス砂糖入れすぎ」

リマ「えぇ…生クリームは甘くてなんぼでしょ
ね？A」

シリ「お前らの甘いは度が過ぎてんだよ…」

ジェ「シリウスも暮らしてたら嫌でもあの甘さに慣れてくるよ」

シリ「ジェームズ､それ慣れじゃない､麻痺っていうんだ」

A『失敬な！！そんな事言うシリウスにはもうあげないからね』

シリ「なっ､そりゃまた話が違うだろA！！」

聞こえな〜いと耳を塞ぎながら
オーブンの前へと移動し扉を開ければ

微かにしていた甘い匂いが部屋に広がる

A『うん､いい感じ
生クリームはできた？』

リマ「出来たよ」

A『よし､それじゃあ盛り付けて
うちの兵士達が呆れさせたプリンセスに届けに行こう』

ｱｯ…と視線を逸らすジェームズ達に笑み()を向け

ガトーショコラに杖を振れば

魔法の力であっという間に盛りつけが終わる

魔法って偉大←