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翌朝。
わかってはいたがやはり腰のあたりが重く鈍い痛みがする。
目を覚まし隣をみれば圭介がすやすやと寝息を立てて寝ている。
あー、やっちゃった。
なんて心の中で思いながらなんとなく携帯を開いた。
『うわ、』
なんとなく察してはいたが、ものすごい量のメッセージ。
それはもちろん千冬からで。
“遅くないっすか？”
“迎え行きます。どこ行くか教えてください”
“Aさん？”
“なにしてんスかほんと…”
“心配なんだけど”
“いい加減にしてください”
なんて、これは一部だけどだいぶ心配かけちゃったみたい。
なんとなく、“ごめん。心配しないで”と一言だけ返した。
まだ時刻は朝の5時。
多分だけど、起きてないだろう。
「ん、A…」
『…圭介？』
「…よかった、ちゃんと居たわ」
そのうちに圭介が起きて、私を見るなりそう呟き腰のあたりにぎゅうっと抱きついた。
無意識に、頭を優しく撫でてやればまた再び寝息が聞こえてきた。
まぁまだ5時だから眠いよね、なんて思いながら圭介をそっと退かしてリビングに移動する。
『なにこれ…』
リビングを見て、思わずそう呟いた。
私が居た頃は整理整頓されシンプルで綺麗だった部屋が何故かものが散乱していて、泥棒が入ったのかってくらい。
そうだった。
圭介は元々なにもできないんだったっけ。
だから、私が全部やってきていたけど。
私がいないと、こんな風になってしまうんだ。
なんて思った時、ふとあることを思った。
“圭介には私が必要なんじゃないか”
性格からだろうか。
圭介だからほっとけないのだろうか。
心の中でただただ考えても答えは出なかった。
『千冬…』
気づけばそんなことを呟いていて、自分の虚しさに肩を落とす。
どうしたら、いいんだろう。
ポケットの中で鳴る携帯。
メッセージは千冬から。
“帰ってきて”
私がそのメッセージを読むのはまだ先だった。
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みや(プロフ) - さくたんさん» ありがとうございます！場地オチ機会あったらぜひ書きたいと思っています！ (2021年10月3日 22時) (
レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
さくたん - 場地さん落ちもみてみたいです！ (2021年10月2日 22時) (レス) @page33 id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
さくたん - いいお話でした (2021年10月2日 11時) (レス) @page32 id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - �Г気�» 嬉しいです〜！ありがとうございます！ (2021年9月30日 23時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - あやさん» 千冬頑張れー！って感じです！笑 (2021年9月30日 23時) (レス) @page21 id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年9月18日 3時
